先日の息子の誕生日ケーキ作りの模様は、すでにお伝えしたとおり、息子が野球の練習から帰ってきた夜の出来事でした。


さて、息子がグラウンドで仲間達とボールを追いかけて汗まみれになっていたその頃、僕も、畑に出て額に噴出す汗をぬぐっておりました。



春の終わりに畑に植えた夏野菜たち。

どれも、すくすくと順調に成長し、多くの実りを我が家に届けてくれます。

作物ごとに順次収穫の季節を迎える野菜たちはですが、この日はこれを収穫することとなりました。



(おかげさまで今年も大豊作)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



そう、カボチャ。



夏の日差しを受けて畑の隅々まで伸ばした蔓に沢山の花をつけ、そして見事に実ってくれました。

そして、秋を迎え青々としていた蔓も黄色く色づいてきました。

この変化は、季節を終えて蔓が枯れ始めた合図であり、熟した実をすべて収穫するタイミングが来た事を僕たちに教えているのであります。

ということで、日曜日の午前中一杯かけて、畑に転がっているバレーボールほどの大きさとなったカボチャをひとつづつ収穫し、広く蔓延った蔓を集めて畑を整地した朝でした。


かなり秋の色が濃くなったとはいえ、気温はまだ30℃に届こうとしています。

まだまだ、冷たい料理が食べたくなります。

こうして多く自然の恵みを享受できたのです。

せっかくですから、一品つくることを思い立った僕であります。




思い立ったのは、カボチャの冷製ポタージュスープ。





まずは、歩いて5分ほどのスーパーへ出かけました。



(手に入れたのはこれです)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


この田舎駄ブログの読者の皆様は先刻ご承知のとおり、牛乳をはじめ乳製品がいっさいダメな僕であります。

一般的には当然「牛乳とフレッシュ」なのでしょうが、僕は断固これです。

たしかにコクは足りないでしょうが、豆乳もなかなか捨てたものではありません。



まずは、カボチャを半分に割ってから適当に刻んで皮をむきます。



(これを半分つかいます)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


そして、電子レンジで8分ほど加熱してやります。



(皮をむいて、電子レンジで加熱して)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



そして、それを裏ごししてやります。


ミキサーがあれば簡単でしょうが、文明の利器を持ち合わせていない我が家では、金のざるで裏ごしです。



(ざるをつかって裏ごしして)


海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



そして、鍋を火にかけて豆乳を適量注いで、とろ火で温めます。



(鍋を火にかけてとろ火で温めて)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



この中に固形のコンソメを一片入れて、塩で味を調えながらゆっくり煮詰めてやります。

本当は、ここにすりおろした玉ねぎを飴色になるまで炒めて、それを一緒に煮込んでやるとより美味しくなるのですが、うっかり入れ忘れてしまい、今回は「玉ねぎ抜き」バージョンとなってしまいました。


適当に煮詰まったら、ここで「隠し味」です。



入れるのは



(オレンジキュラソー)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


そして



(はちみつ)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



このはちみつ、間違いなく去年の夏の「仏蘭西漫遊記」の持ち帰り品。

「物持ちが良すぎるのもちょいと考えものだな」と我ながら苦笑しつつ、スプーン一杯分を鍋の中へ。



全てが、うまく混ざり合い、味が調ったら、ステンレスのボウルにいれて、氷水にボウルを浸して荒熱をとってから冷蔵庫の中でしっかり冷やしたらお皿に盛り付け、ドライパセリを散らして




(カボチャの冷製ポタージュの完成です)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



残暑を感じる昼下がり。


冷たい舌触りが本当に心地良いものでした。

まずまずの出来栄えに、一人満足しながら、こうして大自然の恵みを享受出来る我が田舎暮らしが「いかに贅沢であるか」をあらためて実感し心から感謝する僕でありました。




秋の気配が漂うとある田舎の休日のひとコマでした。