今週水曜日(6月16日)、我が隠れ家の4周年を祝うため僕は名古屋市内に出ました。
オフィスを夕刻に出て電車に乗り市内まで出たのですが、隠れ家の扉が開くまでまだ少し時間があるということで、先に一軒立ち寄ることに致しました。
先日、この梅雨の時期を迎え、我が相棒とお心遣いのこもったレンズたちを湿度から守るため防湿ボックスを購入したというのは、先にご報告 した通りです。
その防湿ボックスを購入したカメラ屋さんへ足を向けたのです。
昨年の秋、エプ子さんを相棒とすることを決めて以来、その「エプ子さんの相棒」となるレンズを購入すべくいろいろ歩き回った僕でした。
が、エプ子さんの相棒となることが出来る「レンジファインダー用レンズ」を常時取り扱うお店が名古屋にはほんの数軒であることが解ってきました。
このお店もその数少ないその一軒であり、昨年来より時間の合間を見つけては立ち寄るスポットとなったのであります。
もちろん、目的は、陳列ケースに並べられたレンズたち。
つまりは、
沼を眺めに行く
というわけであります。
ところで、現在僕の手元には、エプ子さんの相棒としては3本のレンズがあります。
一本は、東の巨匠様 から賜ったレンズ、もう一本は、西の巨匠様 から賜ったレンズ、そして、もう一本は、エプ子さん購入にあわせて僕が初めて買ったレンズ です。
焦点距離は、両巨匠様から賜った2本の50mm、そして西の巨匠様のありがたいレクチャーにより僕が購入した25mmというライナップとなっています。(但し、25mmは、距離計非連動です)
この構成で、ここまで「写す心」と向き合ってまいりましたが、田舎暮らしの日々において、どうやら僕の感性には、街中の風景よりも「花鳥風月」に響く気がしております。
その感性が響く先は、自然の立地ということで、ファインダーから切り取りたい情景を見つけたとき、どうしても立ち入ることが出来ず「もう少し近づけたらイメージしたフレームにおさまるのに」と残念に思うことがしばしばありました。
そんな思いを抱きつつ、先日立ち寄ったカメラ屋さんで見つけてしまったのであります。
(買っちまいました)
ミノルタ M-ROKKOR 90mm F4
と申します。
焦点距離90mm、エプ子さんでは、1.5倍の135mm相当の望遠レンズとなります。
そのお店で、他の同じレンズが、2万円代後半でしたが、この1本だけ1万7千円ほど。
あまりに価格に差がありますので、持っていたエプ子さんに実装して試し撮りするなど、いろいろ確認したのですが、非常に状態が良く、レンズはもちろん外観にもまったく傷もないものでした。
逆に、高いレンズのほうが状態が悪いぐらいでした。
ということで、防湿ボックスを買ったときから数日のあいだ熟慮した結果、久々に物欲が爆発し、エプ子さんの相棒に加えることを決め、隠れ家に出向く前に迎えにいったという次第であります。
早速、エプ子さんに取り付けて試し撮りしました。
そして、巷で言われる「レンジファインダーは、望遠レンズには向かない」というのを肌で実感しすることとなったのであります。
すごくピントがシビアです。
広角レンズに比べ被写界深度が浅い望遠レンズでピントをしっかり合わせることの難しさ。
いやはや、これ程とは。
しばらくは、ピンボケ写真の量産となりそうな僕であります。
でも、当初の「もう少し近づけたら」という願いは叶えられるのは間違いありません。
新たな相棒を迎え、これからますます写す心と向かい合っていきたい僕であります。
ところで、今、90mmのピント合わせのためにマグニファイヤー(MSオプティカルさんがお出しのMS-MAG X1.3N )が欲しくなっている僕であります。
。。。。。。ずぶずぶ