にほんごってかなもじがあるからたのしいんだろうな。
日本語って仮名文字があるから楽しいんだろうな。
つい、こんなことを思ってしまいます。
この本の著者、和田誠さんが、素晴らしいユーモアセンスの持ち主であると実感したのは、高校生の頃に読んだ「倫敦巴里」という一冊でした。
素晴らしい名著であるのですが、長らく絶版となっております。
僕自身もかれこれ20年近く探し続けた一冊でしたが、幸運にも2年ほど前に神田神保町の古本屋さんで見つけ手に入れることが出来ました。
その洗練されたユーモアセンスが、如何なく発揮され、まさに「倫敦巴里」に匹敵する名著だと思うのが、この一冊。
「回文」、「韻」、はたまた、「重ね言葉」など、「ことば」を使った様々な「あそびかた」を駆使して、ユーモアたっぷりに生み出されたフレーズの数々。
そして、そのフレーズを「作品」として引き立たせるこれまた、ウィットに富んだイラストたち。
「和田ワールド」の真骨頂といえる素敵な一冊です。
冬の間に寒さで固くなった脳へ心地良いマッサージはいかがですか?
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