それは、今週の月曜日(2月23日)の事でした。

僕の元に一通のメールが届いたのです。

送り主は、


(こやつです)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


ドイツはフランクフルトに住む、お茶目なライオンMOMO

そのメールには、こう書かれておりました。



24日火曜日にFRA(フランクフルト空港)からNGO(中部国際空港)へ飛びます。
到着は25日水曜日の朝



MOMO様が、名古屋にお越しになるとき、僕とMOMO様の間では、ひとつのお約束がありまして。

それは、僕の畑の大根を年貢として納めるということ。

今回もその指令が下ったのを察知した僕でありました。


はい・はい。ご用意いたしましょう。

。。。。が、しかし!25日って、明後日じゃございませんか!?


「名古屋市内でジョイントするには、ちょっとばかりスケジュールを調整するのが厳しいかも」ということで、MOMO&MOMO様にこちら知多まで足をお運びいただく事にしたのであります。

いただいたメールには、名古屋での滞在日程が書かれており、知多に足を伸ばすなら、26日が良いとの事でした。


ということで、昨日(26日)朝、畑に出て大根を抜き、そして早春の季節ならではの「菜の花」も摘みとって、年貢の準備をしたのでありました。


夕方、名古屋市内のホテルから、つい二日前に着いたばかりの「中部国際空港行き」の電車に揺られ、逆戻り感覚でMOMO&MOMO様が、到着なさいました。

駅までお出迎えをさせていただき晴れて再会であります。

ブログを遡ってみましたところ、前回お会いしたのは、2007年2月 でしたので、丸2年ぶりの再会。

本当にお久しぶりでございました!!


MOMO様からはメールにて



癒し屋さんに行ってみたいMOMOです。
ライオンも連れていったり、ブログ用の写真をとったり
できそうな雰囲気のお店でしょうか?


とのリクエストをいただきました。

何しろ、アットホームで気さくなお店です。もちろん「ライオンも写真も大歓迎」ということで我が癒し家さんにお連れする事となりました。



(癒し家さんのカウンターをライオンが占拠の図)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


MOMO様から、沢山のお土産を頂戴し(お披露目は、明日にでもあらためて記事にいたします)こちらからは、お約束の年貢(大根)と菜の花をお渡しし、いよいよ、海の幸満喫の「宴タイム」の始まりです。

折角こちらにお越しいただいたのですから、MOMO様には、僕の癒し家での「スタンダード・スタイル」を満喫していただくことに。

我が癒し家さんには、和室の小部屋も設えられているのですが、部屋で静かに飲むのも乙ではありますが、ここに来て「常連の一員」になって帰らない手はありません。

ということで、カウンターに腰をおろした1匹と二人でありました。



我が癒し家さんは、「お父さん」こと親方さんの目利きによって市場から仕入れてくるものを供してくださるスタイルです。

僕の場合、その日の仕入れに応じて、毎日書き換えられる「お品書き」に合わせて料理をお願いすればよいのですが、せっかくドイツからはるばるお越し戴くのですから、これまでこの田舎駄ブログで「携帯短信」としてアップしたメニューでMOMO様から「食べた~い!!」とコメントいただいた品を堪能していただきたいと思った僕は、月曜が癒し家さんの定休日だったことから、火曜日に癒し家さんへ木曜日に向けての仕入れ手配をお願いするため参上したのです。(癒し家さんに行く口実が出来た単純に喜んだのは言うまでもありません)



MOMO様の来訪は木曜日ですから、火曜日ならば「中一日」の余裕があるので仕入れも大丈夫だろうとタカをくくっていたところ、なんと水曜日は、癒し家さんが取引しておられる市場の仲卸業者さんの定休日との事。でも、今回の事情を知った癒し家さんは、こころよく僕たちの為にご尽力を下さったのありました。

お店の暖簾をくぐると、開口一番「いらっしゃい。リクエストの品は、すべて整えたからね!!」と若女将Kちゃんがおっしゃってくださったのです。

いつもながら、お客のことを第一に思ってくださる我が癒し家さんに、心から感謝する僕でありました。


その夜の楽しい宴の様子は、後日MOMO様がレポートしてくださる事でしょうから、ここでは料理を含め、詳細は書きません。

ひと言だけ申せば、すっかり癒し家さんの常連となったMOMO&MOMO様でありました。


いつも癒し家さんに集う常連のお仲間達ともすっかりお友達となり、その皆さんも巻き込んでのまさに大盛り上がりの一夜でした。でも、この光景は、癒し家さんのカウンターでは、日常の光景です。たとえ初対面でもカウンターに腰を落ち着けたら、その時からみんな友達です。



駅で待ち合わせた際、名古屋へ戻る列車の時刻表を念のために確認したのですが、そのとき、MOMO様は「最終電車の時間まで過ごす事は無いからまず大丈夫だよ」と仰いました。が、あっという間に時は過ぎ、気がつけば、終電車の時刻まであとわずか。

あわてて駅に向かったMOMO様でした。

でも、僕は、「きっとそうなる」と絶対の確信を持っていたのでありました。





ほんと、楽しかった~~っ!!




このWeblogというテクノロジーが持つ「双方向」という機能が「人様とのご縁」を結び、育んでいけるのではないかとの可能性に賭けてこの田舎駄ブログを立ち上げました。

以来、この4年の間に多くのご縁に恵まれ、そして、そのご縁は、お互いに愛しみ育む中で仮想の世界から現実の友情へと繋がってきました。



テクノロジーは、人の幸福に資するものでなければならない



これは、僕の信念であります。

とかく負の面がクローズアップされるネット社会ですが、仮想の世界だって「人の息遣い」を感じる事が出来る。そして、人の心と心は、ちゃんとつながっていく事ができる。

それを実感できることを心からうれしく思う僕であります。



「ドイツのライオン、カウンターでご機嫌となる」の一幕でした。