今朝の新聞記事からです(リンクは、こちら




記事を拝見して、何だか、人間様の都合でむりやりのような気がして、いささか申し訳ないような気分にもなります。


まったく、「人の欲」とは留まる事を知りません。




「たくさん獲るならば、それ以上に増やせば影響が少ない」




と言うのは、一見、つじつまが合っているような気がしますが、何だかつい、心に「後ろめたさ」を覚えてしまった僕でありました。






ナマコといえば、「唐津のカラスミ」、「越前のウニ」と並んで江戸時代より日本三大珍味のひとつとして挙げられる「尾州のコノワタ」があります。


このコノワタ、「海鼠腸」と書き、読んで字の如く「ナマコの内臓」を塩漬けにしたものなのでありますが、この「尾州の海鼠腸」は、我が知多半島の産なのであります。


ということで、こちらでは、身よりも内蔵のほうが大切に取り扱われているのであります。


中華料理の世界では「金子」と呼ばれて最高級の食材とされる干しなまこです。


全てを余すところ無くありがたく戴く事で、少しは罪滅ぼしになるでしょうか。








これから真冬を迎え、ナマコそしてコノワタの旬がやって来ます。


熱燗ととも味わう事ができる季節の到来が、今から本当に楽しみな僕であります。


どうかこれからも、大自然の恵みに感謝して生態系を脅かすことなく食べられたらと願う僕なのであります。