本日、久々に長編でございます。
皆様、どうかよろしくお付き合いくださいませ。
先週の土曜日(11月15日)僕達一家は、西に向けて出発いたしました。
目的は、我が敬愛する魅惑の令夫人様ことそのみ様の旦那様であり、僕達に圧倒的な迫力と美しさをもって「F1」の魅力を感動とともに届けてくださるフォトグラファー宮田 正和様の写真展 を拝見するため。
すでにご報告の通り、このネット社会の素晴らしきご縁によって、そのみ様そして宮田様とのご親交をいただくことととなり、ついには、遠くフランスで一家でお世話になるという僕達一家にとって大恩人のご夫妻様です。
特に息子は、ご夫妻様に可愛がって戴いており、何かれなくお気遣いいただいているのであります。また、息子も「宮田のおじちゃん、そのみお姉さん」とお呼びしてすっかりなついております。
その大好きなおじちゃんとお姉さんに会えるのですから、そうりゃもうウキウキでの出発でございました。
知多半島にある我が家から大阪京都方面に向かうに当たって、今回、新しく開通した「新名神高速道路」を利用しましたが、本当に早いルートでありました。
朝7時ごろ出発したのですが、9時40分過ぎには、大阪市内の駐車場に車を入れておりました。
このルートは、本当にお奨めです。
家内(人呼んで「味わい母」)なぞは、「これならちょっとお買い物しに日帰りで大阪に来れるね」などと言っておりました(僕は、付き合いませんので悪しからず)
駐車場に車を置いてギャラリーのある場所まで地下鉄で移動する事にしました。
実は、かつて8年間大阪に暮らした事があり、「梅田」という街は、本当に懐かしい場所であります。
しかし、大阪を離れて15年、街は再開発によってすっかり様変わりをしておりました。
エプ子さん鞄から取り出して感慨深くファインダーを覗きます。
(再開発によって建てられた高層ビル)
少し、時間がありましたのでカフェのオープン・テラスでお茶する事にしました。
(カフェにて)
一息ついて、横断歩道を渡って、ギャラリーへ
(今日の目的地です)
地下一階に下りて、ギャラリーの入り口から中を覗きますと、すぐに宮田様が僕達に気付いてくださいました。
「おっ!流星っ!!元気かっ!!」
Parisでお世話になって以来、3泊4日という時間を「流星のごとく、あっという間に駆け抜けて行った」とそれまでの「社長」より「流星」に昇格した息子でございます。
そのみ様も宮田様の声にすぐに「流星、いらっしゃい!!○○ちゃんもありがとう」と家内と息子に声を掛けてくださいました。
ひとしきり、ご挨拶をさせていただいた僕達にそのみ様が、紙袋を手渡してくださいました。
わざわざ、東京からお土産を持参してくださったのです。
ガト-フェスタ・ハラダさんのラスク。(リンクはこちら )
行列が出来る名店だそうです。
いつもながら、本当に極め細やかなお心遣いに感謝いたします。
日曜日、早速美味しくいただきました。
味わい母子ともども「美味しい・美味しい」と大絶賛でございました。
あらためまして、本当ありがとうございました。
さて、実は、東京からご持参くださったのは、これだけではありませんでした。
僕も素晴らしい物を戴いてしまったのです。
我が手にエプ子さんを持つ事を決め、写真と言う世界を心から楽しみ始めた僕を、誰よりもまず喜んでくださったのが、宮田様でございました。
その宮田様より「エプ子さんとの毎日がより充実するように」と大切なレンズのコレクションから素晴らしい逸品をお譲りくださったのです。
(エプ子さんに着けた姿 byオリ江ちゃん)
レンズの名は、「Ernst Leitz Wetzlar Summitar f=5cm 1:2」
宮田様によれば、1930年代に製造された可能性もあるクラッシクレンズ。
この貴重な名品を快くプレゼントしてくださったのです。
このレンズ、「沈胴式(ちんどうしき)」というメカニズムを持っており、撮影する時には、レンズの胴体を伸ばしてセッティングします。
(胴体を伸ばしたところ)
「RD-1には、やっぱり「この姿」が美しいですから。
「美的フォルム」って大切だと思うんです。ですから、是非、格好よく使ってやってください」
とありがいお言葉を添えてお渡しくださいました。
(最初から気に入らなかったこのイエローのソフトリレーズ・ボタン。やっぱり思いっきりダサいです。きっと何とかしたいと思います)
このレンズを装着する事で、晴れて、我がエプ子さんも「距離計連動」となりました。
宮田様にマン・ツー・マンで教えていただきながら、レンズの装着からピントリングの扱いまで、必死で学習です。
もう夢中でやっておりましたので、そのみ様が話しかけてくださったのをシカトしていたらしい。あとで、家内から「ほんと、失礼だったんだから!!」と怒られてしました。
(記念すべきファースト・ショットです)
「ピント合わせ」に必死で「フレーム」に気を配る「余裕の無さ」がもろに解る1ショットとなりました。
でも、僕には、本当に大切な1ショットです
(顔がモロ見えですので、画像サイズは小さくさせて頂きました、悪しからず)
さて、長々とご夫妻様にお付き合いをさせてしまいました。
この間も、ひっきりなしにお客様が来場なさっておいでです。
ご夫妻様のお邪魔になってしまいます。
ということで、ギャラリーを一旦おいとますることにいたしました。
さて、我が家が行動するとき、必ず付いて回る「必須要件」があります。
そう、「生き物がいる事」
何しろ、あのParisで「動物園に行きたい」とおねだりしたとんでもないヤツが1人おります。
今回もここまで来て「生き物抜き」で済む筈がありません。
その場所を目指して、再び地下鉄で移動です。
僕は、早速にエプ子さんと頂いたレンズで練習です。
(地下鉄のホームにて)
向かった先は
(こちらです)
大阪が誇る巨大水族館「海遊館」
息子のお目当ては、ジンベイザメです。
こちらの水族館、建物の中心部分に「円柱形」の巨大水槽がそびえ立っているという構造になっております。
その高さは、ビルの5階ほどの高さ。
観客は、まず、エスカレーターで最上階まで移動し、そこから水槽の周囲をらせん状に坂を下りながら様々な生き物を楽しむという仕掛けになっております。
つまり、一度水族館に入ると「5階から1階まで歩いて降りてくる」ということであり、かなり「フィジカルな水族館」なのであります。
さて、水族館に向かう前、息子が僕に訪ねました「お父さん、新しいカメラ買ったんだよね?じゃあ、今のカメラ、僕が使ってもいい?」
はい。
オリ江ちゃんに新相棒が出来ました
(新コンビ誕生です)
しかし、これが、間違いの元だった。。。。
パシャパシャとシャッターをしながら、一階まで到着した僕達。
昼食を食べて、おみやげ物を見て帰るつもりでおりました。
ところがどっこい、そうは問屋が卸さなかった。。。。
「まだ、ちゃんと写していないから、もう一回ね!!」
はい、食事して再度5階から1階まで歩きましたとさ。
もちろん、僕もエプ子さんにて練習です。
この柔らかな光の加減が、これまでにない良い雰囲気をかもし出してくれた思う僕なのであります。
さて、海遊館を後にした僕達、翌日曜日行われる日本拳法の大会にでるため新幹線で一足先に家に帰る家内と息子を見送り、僕は、再びギャラリーへ。
宮田様&そのみ様ご夫妻様は、ひっきりなしに訪れるお客様の応対にお忙しくなさっておられました。
入り口のカウンターにいらっしゃったF1SCENEのデザイナーT様とあらためてご挨拶させていただきました。
T様とは、2006年の日本GPの際、鈴鹿で初対面ご挨拶をさせていただいて以来3年ぶりですが、ゆっくりお話しさせていただいたのは、この日が初めてでございました。
また、会場にお越しになっておられたよしあき様は、わざわざ僕にお声を掛けてくださいました。
こうして、人様とのご縁が広がる事を本当にありがたく、そして嬉しい気持ちで一杯になった僕でありました。
午後6時になって、この日のギャラリーもクローズです。
ギャラリーを出た僕には、この後、更に素晴らしい時間が訪れるのでした。
「その2」へ続きます。