はい。
「いい加減引っ張りすぎだろぉ~っ!!」のお声にもめげることなく、ようやく、Parisでの一夜が明けました。
やっと、二日目のご報告です。
宮田様のお宅でお心づくしの手料理をご馳走になった僕たち漫遊記一行。
夕食をご馳走になりながら、2日目以降のスケジュールをご案内いただきました。
今回の旅の目的は「社長」こと我が息子に異国の地をしっかり見聞させ、そして、出来限り多くの出来事を「見て」・「触れて」・「味わう」ことで、その五感にParisそしてFranceという地を「記録」ではなく「記憶」に刻み付けることが第一でしたが、心強いことに我らには「専属のツアーコーディネーター」である「大魔神ツーリスト・ビューロー」が全面的なバックアップをしてくださいます。
もう、大船に乗った気持ちでいろいろなプランを打ち合わせさせていただきました。
(本来、ツーリストビューローParisオフィスには、下戸のスタッフしかおりませんので、冷蔵庫にビールなど入っているないのですが、細やかなお気遣いの元、美味しい黒ビールとピルスナービールをいただいた僕たち夫婦でございました。本当に図々しくて申し訳ございませんでした)
さて、美味しい食事に舌鼓を打ちつつ、打ち合わせていく中で、「Parisに来たら、まずは、やっぱりカフェで朝食ですよね」ということになりました。
もうその通りでございます。
それを外してはなりますまい。
皆様ご存知の通り、「乳製品が一切ダメ」な僕でございます。
そんな僕に、今回、早くから「Parisにいったらお父さんもバターやチーズを食べなきゃダメなんだからね~っ!」と息子から言い続けられておりました。
「どうせ、ダメだろうけど」という勝ち誇った表情でその台詞を吐く息子に挑まれては、到底、後に退くわけにはまいりません。
こうなりゃ一丁、Parisのカフェで、クロワッサン片手に「カフェオレ しるぶぷれぇ~~っ!」」ぐらい、軽々言うたろうやないけぇ!!
と(何故か河内弁で?)闘志満々で日本を飛び立った僕なのでありました。
そんな、気合を入れてますから、「Parisのカフェ」は依存があるはずもなく、大賛成でございました。
話はまとまり、では、「どこのカフェに行こうか?」となりました。
そこで、そのみ様さまからの一言で、僕は明日の朝、更なる「気合」が必要となることを悟ったのであります。
「せっかくだから、サンジェルマン・デュ・プレ教会のまん前のカフェ・デュ・マゴにしましょうよ。Parisで最も有名なカフェだもんね。それに。。。。。」
ルイ・ヴィトンが隣だし
はい。
その一言を聞いた途端の家内の表情の変わりようといったら。。。。
エコノミーシートの狭い空間で足がむくみ、疲れた顔を見せていたのは、「いったいどこの誰だったんでしょうか?
」と思わず口にしかけた僕だったのでありました。
その「満面の笑み」にかかっては、男は誰でも「蛇に睨まれた蛙」となるしかございません。
半ば、朦朧としかけた意識の中で(決して長旅の疲れではありません)視線をテーブルの向こう座っている敏腕ツアーコンダクター様のほうに向けると「心中、ほんとうによ~~っく解ります」という暖かい眼差しが返ってきたのでありました。
男同士、強く「連帯感」が生まれた瞬間でございました。
はい・はい。
とっとと話を進めます。
まずは、最初のファイティングポーズは「あくまでの優雅」に
(にわかパリジャンの朝はクロワッサンの香り包まれながら、ゆったりと新聞を広げて)
我が社長、供されたクロワッサンがいたくお気に入りとなってしまいました。
このあと、フランス滞在中、ひたすら朝はクロワッサンをリクエストすることとなります。
宮田様がお飲みだったショコラショー(暖かいチョコレートドリンク)も飲ませていただいたのですが、普段あまり「カカオの味」に慣れていない息子には「ちょっと大人の味」だったようです。
えっ?
僕ですか?
もちろん、頂きましたよ、バターたっぷりのクロワッサンに牛乳をしっかりといれたカフェクレームを!!
すいません。
正直に白状いたします。
クロワッサンは、社長を筆頭にみんな追加をオーダーしてましたが、僕はひとつだけ。
カフェクレームも自分でミックスできるのを良いことに「ミルク控えめ」でございました。
でも、
これでもがんばったんだも~~ん!!
ゆったりとみんなでおしゃべりをして朝食を楽しんで程なく、宮田様が、「さあ、10時になりましたから行きましょうか」と仰いました。
目の前には、パリ最古の教会「サンジェルマン・デュ・プレ」が歴史の重さを感じさせながら静かに経っていました。
尖塔のそびえ立つゴチック様式と違いロマネスク様式のその建物に「権威を振りかざす教会」とは違った、どこか柔らかな「人間味があふれた」印象をもった僕なのでありました。
(なぜかピンボケでした。ちょっと謎です????)
教会の中は、見事なステンドグラスが装飾され、本当に素晴らしい建物でありました。
さて、別段「教会が逃げていく」わけでもなく、何も「10時」を待つ必要はないわけですが、本日、僕には、もうひとつ「闘いの場」が用意されていたのであります。
あくまで教会は、ファイトとファイトをつなぐ「インターバル・タイム」
早い話が「つなぎ」です(思えば、なんと贅沢な「つなぎ」でしょうか)
「午前10時」の鐘の音を合図に新たな「闘いの場」の扉が開いたのでありました。
(ほんとに「隣」でやがんのっ!!)
はい。
試合開始後、わずか10分で「テクニカル・ノック・アウト」を喫し、マットに沈んだ僕でありました。
Paris到着から僅か「20時間足らず」で早くも大満足の笑顔を浮かべる「味わい母子」ですが、旅は、まだ始まったばかり。
時刻は、午前10時30分を回ったところ。
ランチタイムには、まだ・まだ余裕がございます。
これより、次なる目的地へ向かいます。
ここもまた、我が社長が「どうしても外せない」と強く大魔神ツーリスト・ビューローにリクエストした場所でありました。
「「大満足っ!!」は、岡山のアシストによって」編へつづく。
*** 追記 ***
ちなみに「もう一匹の蛙」様も最愛の奥様にプレゼントをご購入になっておられました。
もちろん、こちらの蛙様は「自ら率先して」であることは言うまでもないことです。
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