さて、記憶を、3年前の冬に戻します。


その日、休日だった僕は、のんびりと携帯からブログ巡りをしておりました。

そして、そのみ様のこちらの記事 にたどり着いたのでした。


そこに写し出された、見事なイルミネーションは、携帯の小さな画面からでもその素晴らしさを十分堪能させていただくことが出来ました。

せっかくですから、息子にも見せてあげようと、息子を呼び画面を見せたのです。



おぉ~っ!!

すげぇ~っ!!



はい。誠に小学2年生らしい、素直な感想です。

無邪気に美しいものに感動する。

それで、よいと思います。


息子が、僕に尋ねました。



「ここ、どこ?」



僕は、答えます。



「パリという街だよ。写っているのは、凱旋門という建物だよ。」



「すごいねぇ~!!」



息子の無邪気な、感想は続きます。

よほど感動したのでしょう。



「どうやったら、いけるの?」



「電車じゃ無理だから、飛行機で行かなきゃいけないねぇ」



「ふ~ん、そうなんだ」


ここまでは、まあ、何てことないおやこのかいわでございました。が、しかし、次の一言に、僕は口をあんぐりさせられたのです。




「ねえ、

今度のお休みに見に行こうよ」



実は、我が家、海岸まで200m足らずに在り、その海岸まで出ると、すぐ向こうに「中部国際空港」を見ることが出来ます。

飛行機の離着陸を普段の景色として眺めている彼にとっては、「飛行機の駅」は「新幹線の駅」より断然「ご近所」であり、「飛行機に乗るのはそこまで、ひょいと行けば、オーケー」なのであります。


が、しかし、さすがに



「土・日の一泊二日」で

パリは、無理ですから~っ!!





この一言により、父は「3年積立定期預金」を始めることが、決定付けられたのでありました。

目標は、2009年5月をターゲットとして。




シャルル・ド・ゴール空港の到着ゲートへは、もう少し先です。



「ありがたきは、人様とのご縁」編へつづく。