7月に入って、連日のように観測記録は、35℃を超える日が続く、こちら名古屋周辺。

先週末の土曜日、7月26日には、ついに岐阜県多治見市では、この夏最高の39℃を観測しました。

この最高気温は、あくまで観測箱の中での気温であり、いわゆる「日陰の温度」ですから、陽射しの差し込む場所では、さらに温度計は上昇してたことでしょう。



そんな、最高気温を記録した土曜日のこと。

週末のお休みは、「畑で草刈り」が、このところの「お約束」となっている僕は、この日も5時半に起きて、畑に出る事にいたしました。

納屋の中で草刈り機を整備している時から、すでに額には汗がにじみ、「今日は一段と暑いなあ」と内心うんざりしつつ寒暖計を見ると、すでに30℃を指しておりました。


「ひとがんばりしたら、久々に釣り竿を担いで、キス釣りに行こう」


そんな事を考えながら、作業に取り掛かりました。


畑に出たのは、午前6時半ごろ。

汗を拭き拭き、畑で頑張っておりましたが、とうとう、日差しの強さに耐えかねて、作業を中断する事にいたしました。

道具を片付けて、家の中に入ると、時計は、まだ9時半を少し回ったところでした。

汗にまみれたシャツを脱ぎ、そのままシャワーを浴びてから、居間に腰をおろしました。

一休みしたら、釣竿を担いでいこうと思っていたのですが、どうも体がおかしい。

これまで、経験したことのない頭痛と言いようのない体のだるさとめまいが僕を襲ったのです。


「まさか、熱中症?」


とっさにそう思った僕は、「とにかく、水分を補給しなければ」と思い、冷蔵庫に行こうと思うのですが、すんなり起き上がることが出来ません。

どうにか、冷蔵庫にたどり着き、スポーツドリンクを取り出して口にするのですが、体が飲み込む事を拒否するような感じで、うまく喉を通りません。

これは、真剣にヤバイという気がしてきました。

こんな時は、「エアコンが苦手」などと言っている場合では、ありません。

すぐに、エアコンのリモコンに手をかけた僕なのでした。

そして、今度は、冷凍庫から保冷材を取り出し、脇の下へ当て、傍らにスポーツドリンクのペットボトルを置いて、横になることにしました。


程なく、体が少し楽になり、飲み物が喉を通るようになりました。

それから、しばらく頭痛にさいなまれつつ、「ここはとにかく休養あるのみ」と布団に横になって休んでおりました。





ふと気付くと、時計は、午後3時を回っておりました。

どうやら、僕は眠ってしまったようです。

でも、おかげですっかり気分も回復し、いつもの元気を取り戻しました。


玄関を出てみると、真夏の午後の日差しを浴びて梅干しを程よく塩を噴いておりました。

「頃合い良し」ということで、早速、梅干しを甕に収める作業 に取り掛かった僕なのでした。




この日も、決して、夏の暑さをなめていた訳ではないのですが、早朝とはいえ、気温が30℃を超えていたら、もはや、真っ昼間となんら変わりがないと言う事を認識できなかった僕の「判断ミス」に他なりません。

幸いにして今回は無事ですんでおりますが、ひょっとしたら命にかかわっていたかもしれません。

今回、身を持って熱中症の恐さを実感した僕です。



皆様、本当に油断大敵でございます。

どうか、くれぐれもお気を付けいただき、この夏を無事にお過ごしくださいますようにお願いいたします。




夏の暑さに大きなしっぺ返しをくらった田舎サラリーマンの顛末でした。