2005年11月。
掲げられたひとつの合言葉の元で、それは始まった。
BORN IN JAPAN
この言葉に夢を託した人々は、2006年、その船出が現実のものとなったとき、大きな期待に胸を躍らせた。
そして、夢を託されたクルーたちは、漕ぎ出した大海原で遭遇する苦難の連続の中で、そのひたむきな情熱と不屈のチャレンジ精神によって懸命に勝負の世界の荒波を乗り越え、2年の航海を経て、ついに
CarNo.18そして19を自らの力でもぎ取ったのである。
今ここに、ひとつの終止符を打つことになった夢。
確かに船は、大海原から退き、クルーたちは船を降りたかもしれない。
でも、それは「決して敗北ではない」と強く心に刻みたい。
これは、F1という大海原に漕ぎ出したクルー達が、日本人そして世界中の人々の心刻み付けた「感動」という「夢の証し」である。
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