先週の週末、金曜日の夜から降り始めた雨は、深夜には、土砂降りになってしまいました。
明けて土曜日、降り続く雨の中、「どうしてもこれだけは外せない」大切な出来事があったのです。
遡る事、昨年の晩秋、我が息子が、「来年の初夏にむけて 」と頑張りました。
季節がめぐる中で、息子は、それを大切に育ててきました。
その甲斐あって、霜降る冬を乗り越え、春にはたくさんの白い花を咲かせ、やがて花は実を結び、青く硬い小さな実は、太陽の陽射しを一杯に浴びて、大きく色づいて行きました。
そして迎えた、この日、畑では、
(葉の向こうに美しいルビー色が覗きます)
(雨に濡れてツヤツヤと輝いて)
ついに「僕のものブランド(そのみ様命名)」2008年初収穫です!!
本当は、社長(←同じくそのみ様命名)自らに摘み取らせてあげたかったのですが、何しろあいにくの雨です。
雨に濡れた実たちは、とてもデリケートな状態になっています。
その実をうかつに扱えば、すぐに痛んで腐ってしまいます。
そうなってしまえば、これまでの努力が水の泡。
こんな時は、やっぱり「経験」が物を言います。
ということで、今回は、父が代理で摘み取りましょう。
な~に、大丈夫、ちゃんと「次」が控えております。
天気が良くなれば、また、太陽の日差しを浴びて、すぐに色づいてくれるでしょう。
これからは、お天気が続けば、毎日のように社長が、畑で摘み取ることが出来ますよ。
なんてたって、この畑は「僕のもの」ですからね。
雨に濡れながら、実を傷めないように神経をとがらせつつ、約一時間。
(おかげさまで大豊作です)
ひとつの作物が実るまで、いくつもの季節が過ぎ、そして、そのとき折々に丹精を込めて愛しみ育てあげることの大切さ。
そして、その努力と愛情に、大自然は、「収穫」となって僕たちに「恵み」を分け与えてくれる。
「僕のものブランド」から、学ぶことは本当に大きいと思います。
それは、何も社長に限ったことではありません。
大人である僕もまったく同様です。
このたくさんのルビー色の粒を見ながら、そのことを学ばせてくれる我が田舎暮らしに心から感謝する僕なのでした。