本州を広く覆った高気圧によって、穏やかな夜となった昨夜。

こんな冬の夜は、「放射冷却」により気温が一気に下がります。



(朝、畑に出てみると)



一面、霜に覆われております。


正直、この霜という訪問者は、畑にとっては「招かれざる客」であります。

写真に写った「葉もの」野菜たちが、うな垂れてしまっております。


そんな霜の到来ですが、今年は、ひとつだけ楽しみもあります。



(ドイツからやって来た芽キャベツです)



(霜の結晶が、びっしり)




先週末に初収穫を迎えたこの芽キャベツ。

本国ドイツでは、芽キャベツは「霜が降りなければ、甘くならない」というのが常識だそうです。

初収穫までには、霜を経験していなかったのですが、それでも充分に甘く美味しい芽キャベツでしたが、これでますます甘さを増した作物が収穫できることが期待できそうです。

この週末にも、第二弾を収穫したいと思っている中で、その期待は大きく膨らんでいるのであります。



畑の中で霜を踏みしめながら、大自然は、いかなる自然現象もちゃんとその営みの中に取り入れ、見事な「調和」の中で保たれているのだという事を実感するとともに、「人間の都合」の浅はかさを思い知り、そして、あらためて畏敬と感謝の念を持つ今朝の僕なのでありました。