秋の青空に誘われて、「ちょっとそこまで」感覚でやって来た富士山麓。
僕は、ドライブ、家内はウインドー・ショッピングそして、目的地をこの場所に選んだ息子は、初体験の夜の動物園と三人三様に休日を楽しみました。
すっかり、楽しんで、時刻は、20:00を回ったところ。
あとは、安全運転で300kmの道のりを帰るだけです。
まあ、途中、食事をして、お風呂に入っても日付が変わる頃には、家に辿り着く事でしょう。
・・・・と、なるはずだったのですが
(こんな景色を見ることに)
いやあ、朝日に照らされて、今日も富士山がきれいだぁ~!!
・・・・って、何やってるんですか~っ!?
話しは、土曜日の夜に遡ります。
「さあ、帰ろうか」と息子に声を掛けようとした矢先、息子が先に口開きました。
「明日は、ウォーキング・サファリだねっ!!」
へっ?
一体、何のことでしょうか!?
はい。忘れておりました。「味わい母子」は、3連休でございます。
日曜日に遊んでも、まだ、月曜日にお休みが残っております。
宿題だって、月曜日に頑張ればいいですからね。
まあ、確かにここまで来ている事ですし、明日もどうやら、天気は「晴れ」が約束されそうです。
畑には、出られませんが、この時期は、冬野菜の種まき時期であり、今年の暖かい気候では、まだ・まだ、ゆとりがあることも確かです。
ここは、ひとつ息子のリクエストに応える事にいたしましょう。
そう判断したのには、ちょっとした根拠がございまして。
実は、こちらの富士サファリパークという施設は、入場するに当たって、ポイントカードが車一台につき1枚が支給されます。
そして、施設内の売店やレストランなどのサービスを利用すると、そのカードにポイントが加算されていきます。
このポイントが、100ポイントになると無料入場券1枚と交換できるのシステムとなっており、僕達は、前回、200ポイントを無料入場券2枚と交換していたのであります。
ナイトサファリの入場料金は、昼間の入場に比べて「割安」の為、無料入場券を使っては、もったい無いため入場料を現金で払って入場してた事により、手元には、無料入場券がまる・まる2枚残っていたのでありました。
この入場券を利用すれば、息子のこども料金だけで入ることが出来るのであり、この入場料金も「喫茶店でコーヒー3杯分」ほどの値段でオーケーなのであります。
そうと決まれば、まず、夕食を摂ってから、仮眠・休憩スペースのある温泉施設に向かう事にしようと考え、目に付いた食事処に入ることにしました。
その食事処の駐車場で、ふと隣の建物を見ると、そこが温泉付きのビジネスホテルであることに気付きました。
「聞くだけはタダ」と思い、フロントで尋ねてみることにしました。
すると、温泉の入浴料に少しプラスするだけでツイン・ベッドの部屋が取ることが出来るとの回答。
早速、部屋を押さえることにいたしました。
仮眠スペースで寝るのは「お手のもの」ではありますが、出来る事ならやっぱり、ちゃんとした布団で眠るに越した事はありません。
正直、これは、本当にありがたかった僕なのでした。
さて、すっきりと爽快に目を覚まし、ホテルの朝食バイキング(なんと一人たったの500円で食べ放題!!)をゆっくりと食べて、またしても、9:00の開園と同時にサファリパークへ入場の僕達です。
まずは、駐車場に車を停めて、ウォーキングサファリの受付へ。
ウォーキングサファリのゲートが開くのは、10:00ということで、しばらく園内を散策です。
(シャンパーニュ向けにサービス・ショットです)
10:00になりました。
いよいよ、サファリパークの中へ足を踏み入れます。
そう、この「ウォーキング・サファリ」とは、文字通り、歩いてサファリパークの中を歩いて回り、直接動物を見ることが出来るという仕組みなのです。
全長約3kmにおよぶそのコースは、富士山麓の原生林を通り抜けるようになっており、森林浴と動物観察が同時に出きるという画期的な仕組みなのであります。
5月に初めて挑戦して以来、息子は、この散策が大のお気に入りなのであります。
(富士の原生林の中を散策です)
しかも、前回は、腰が痛いのでパスした家内に向かって
「お母さんも今度は、歩くんだからね!!」
(味わい母子のスタートです)
前回、既にコースを体験済みの息子、自慢げに家内にコースの説明をしております。
しばらく、仲良く一緒に歩いていたのですが、早く動物に会いたい息子が、家内の歩くペースにいつまでも付き合っているはずもなく、結局は
(こうなりました)
ウオーキングサファリの展望台からは
さすが、放し飼い動物園、車より動物優先であります。
こうして、たっぷり2時間ほど掛けて、散策した僕達なのでした。
かくして、昼・夜を満喫しご満悦の息子と共にお昼過ぎにサファリパークを後にした僕達は、一路東名高速道路を西に向かい、途中でお昼ご飯を食べ、無事、我が家に帰り着いたのでありました。
以上、とある田舎サラリーマン一家の「行き当たり・ばったり小旅行」の顛末でした。