今年もこの日が来た。
脳裏に焼きついた光景が、鮮明にフラッシュバックする。
心の底から湧き上がる怒りと、何より自分の愚かさを悔やんでも悔やみきれない。
あれから6年。
何かひとつでも明るい光が世の中を照らしただろうか?
誰か一人でも喜びの笑顔を見せてくれたであろうか?
どこかひとつの場所だけでも平和を実現できただろうか?
6年前のあの場所は、新しい姿に生まれ変わろうとしている。
ただ、周りがいかに変わろうとも、決して忘れてはいけないのだ。
6年前、伝えられる光景から、何ひとつ現実を理解する事が出来なかった愚かな自分がいた事を。
罪もなく理不尽に踏みにじられた全ての命に鎮魂の祈りを捧げる
2007年9月11日 バイアリー・ターク