先週末、金曜日が月末ということで恒例のオフィスでの夜明かしをして、土曜の朝を迎えました。
これが、平日であれば、そのまま一日が始まるのですが、幸いにも休日。一旦帰宅する事にいたしました。
夜半には、かなり大きな雨音が聞こえていたのですが、朝にはすっかり晴れ上がりまだまだ夏を誇示する陽射しが射しておりました。
さて、帰宅して一息ついた後、畑で一汗かこうとおもてに出たものの、雨のおかげで地面はしっかりぬかるんで、ちょっと畑を耕すには厳しい状態でした。
陽射しは、まだまだ「夏」を感じさせますが、頬に当たる風は、心地よい涼しさを肌に伝えてくれます。
「ああ、秋の前触れなんだな」と感じた僕は、「秋」を探しに行きたくなり、真夏の間、ガレージでひっそりと仕舞い込まれていたスペシャ号を外に出しペダルに足をかけたのでした。
もちろん、相棒はオリ江ちゃんです。
西に住む「空ヤ」さんのように上手くはないですが
(「夏のなごり」の雲を切り取って)
振り返ると
(秋の形が姿を見せておりました)
田舎道をペダルを漕いで進んでいけば、頬に当たる風は、本当に柔らかい心地です。
つい先日まで火傷しそうなくらいの熱気を放っていたアスファルトの「照り返し」も感じない中でペダルを漕ぐ足も快適です。
「ああ、夏が、本当に行ってしまうのだな」
スペシャ号をのサドルに跨りながら、ちょっと寂しい思いに駆られた僕なのでありました。
そして、見つけた「小さい秋達」です。
(ススキの穂)
この次の満月は「中秋の名月」
今年は、ここにススキを刈りに来る事にいたしましょう。
(実るほど頭をたれる稲穂かな)
夏の日差しをしっかり浴びて立派に成長し、大きく実を膨らませたイネ。
自然の営みは人間には手厳しかったかもしれません。
でも「夏が夏らしくあった」今年の天候は、豊作を約束してくれたようです。
大地の恵みに感謝する「収穫」までもう少しです。
この週末には早場米の「稲刈り」が始まることでしょう。
あちこちをスペシャ号で散策し、名古屋市内に出かけるために家に向かってハンドルを向けて走っていると
(コスモスが咲いていました)
(近づいてもう一枚)
(アップで)
どんなに夏が暑くても、やっぱり、自然はちゃんと忘れる事がないのですね。
その季節になれば、季節の装いしてを僕達の前に姿を現してくれる。
自然の営みの偉大さにあらためて感動した初秋の「午後のひと時」でした。