朝がたに降った雨は、午前中には上がったものの漂う空気は、重く湿気をはらんでいる。



午前中は、雨雲に覆われていた空も夕方には、どこかに流れていった。



日が落ちて、吹く風も海からに変わる。




湿った空気を感じつつ、庭のベンチに独り座る。






手には、ウォッカ&トニック・ウォーター。




照らす十六夜の月明かりに、グラスの縁の汗が浮かんだ。