3週間以上にわたって快晴が続き、まさに「五月晴れ」という言葉がぴったりの毎日。

毎朝5時の起きて畑に出て、夏野菜たちへの水遣りが日課でしたが、その傍らで、程よく乾燥した地面が、ジャガイモの収穫にはまさに理想的な環境。

「土曜日は、息子の授業参観に出席してから、ジャガイモを収穫だ」と密かに週末を楽しみにいたしておりました。

ところが、金曜日の夕方から、にわかに空が曇り始め、雷が轟音を轟かせて猛烈な雨が降り始めました。

早朝に一旦「止み間」が出来ましたので、サラダ用にレタスとエシャロットではなくラディ(ハツカ大根)とキュウリそしてナスを収穫。

雨に濡れた野菜たちは、惚れ惚れするほどの瑞々しさでございました。

結局、断続的に雷と豪雨に見舞われながらの一日となったのです。



(朝採りの野菜たち)



明けて、日曜日も午前中は、大雨。

息子と早起きをして、釣りに出かける約束も残念ながら叶いませんでした。

さて、そんな週末でしたが、この季節、雨でも出来る大切な年中行事がございます。







(今年も梅の実が実る頃となりました)





青々とした梅の実を使っての恒例行事。



そう、「梅酒の仕込み」




雨が降ったことが、これ幸い。

家の中で、作業を開始です。




まずは、梅の実をよく洗います。



(漬物桶の中でジャブジャブと)



続いて、タオルでしっかりと水気をふき取ります。



(ひと粒づつ、丁寧に)



この作業を手抜きすると、残った水気で梅の実が腐ってしまいすべて駄目になってしまいかねません。




続いて、梅の実に付いた「ヘタ」を取り除きます。



(竹串を使ってひとつづつ)



これまた、ひと粒づつの地道な作業です。

この作業、ちょっと根気が要るのですが、今年は、




(俺にもやらせろ~っ!)



雨で出かけられなくて退屈していた息子には、うってつけの遊びだったようでして・・・・・。

もちろんこちらは、願ったり叶ったり。




さて、へたをとったら、引き続き、梅の実の表面に穴を開けてあげます。

これで、梅の実のエキスが、表面に出てき易くなります。



(竹串を束ねて、ひとつづつ)



この表面をみて、「ツベルクリン反応」を思い浮かべた、そこのあなた。

歳がわかりますっ!!



この工程も、引き続き助っ人が、頑張ってくれました。



さて、こうして、下準備が完了したら、漬け込む為のボトルに入れていきます。



この時に、氷砂糖をいれるのですが、梅の実と氷砂糖が「サンドイッチ」の層になるように交互に並べていきます。



(梅の実と氷砂糖をサンドイッチにね)




そして、最後にお酒を満たしていきます。




(完了です)




今年は、ホワイトリカーを7.2L(一升瓶X4本)そして日本酒を3.6L(一升瓶X2本)を仕込みました。

これから、このボトルたちは、静かに熟成の時を迎えます。

ホワイトリカーは、12月の「冬至」の日まで、日本酒は、来年の節分を迎え、梅の花が香る「立春」の日まで、静かなの眠りの時間に入ります。

日本酒は、来年楽しみますが、ホワイトリカーのほうは、冬至の開封を経たら、また更に2年間の熟成の時を過ごします。

2007年ビンテージを僕が味わうのは、2010年の夏の予定です。

今から、三年後を楽しみな僕なのであります。





梅の雨と書いて「梅雨」。

そんな、季節に行われたの「田舎サラリーマンの恒例行事」のご報告でした。