海音セッション。このところの温度計は、毎日28度を指している。 眩しい陽射しに目を細めながらの1日が終わった。 海からの風に乗って届いてくる波の音に誘われて、独り海岸に出てみる。 堤防に座って、しばし風の音と波の声のコラボに耳を傾ける。 ポケットから缶ビールを取り出し、喉に流し込む。 汽笛の音が加わって、セッションはトリオになった。