ゴールデンウィークの一大イベントを経て、新たに始まった一週間を終えての週末。

五月の爽やかな風と眩しい陽の光に包まれて、まさに「五月晴れ」という言葉がふさわしい日になりました。




土曜日(5月12日)、AM6時過ぎに起き、早速、畑に出ました。


まずは、整地して土壌を中和する為に「苦土石灰(くどせっかい)」を散布します。



(白い粉末が苦土石灰です)


これを散布することによって、土壌のpH値が調整され、土のコンディションが保たれます。

これを畑を耕しながら、土の中に漉き込んでやります。



(耕して、漉き込みます)


この、土を耕す時の力強い相棒が、写真の左上のほうに写っている、我が愛機「ハッピーカム号」。




えっ? 「ハッピーカム」の由来ですか?




「耕運機」

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「こううんき」

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「幸運来」

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「ハッピーカム」



バンザーイヽ(゚◇゜)ノ

バンザーイヽ(゚◇゜)ノ

バンザーイヽ(゚◇゜)ノ  (copylight きょん様



このマシンは既に10数年にわたって我が畑で活躍している、元々は亡き母の愛機。

これからも、母の形見として大切に使い続けていこうと思っています。



話しが横道に逸れてしまいました。



耕した後、土を盛り上げて、畝を作ります(農家の方は、「畝を立てる」と言う言い方をなさいます)



(畝を立てた畑)



夏の畑においては、この「畝立て」は大変、重要な意味を持ちます。


これからの季節、梅雨を迎えて大量の雨が降ります。

この雨は、まさに「恵みの雨」であり、作物には、なくてはならない物です。

しかしながら、この雨が上手く排水されなければ、畑に余分な水分が残り根を腐らせてしまうことになりかねません。

また、これから、「高温多湿」に気候の中で、病気や害虫が発生し、作物を蝕んでいきます。それを防ぐために、作物と作物の間に「通気性」を確保してあげる事が不可欠なのであります。

その為に、畑の中に溝を切り、土を高く盛り上げ、「排水」と「通気」の経路を確保してやるのです。


畑には、「土」だけでなく、「水」と「空気」への「三位一体」の気配りがなければ、良い作物を育てることは出来ないのです。

まさに「すべての自然」から「大いなる恵み」を僕達は分けていただくのであります。


今回育てたい作物は、今年の晩秋から冬に収穫期を迎えます、

そこで、長期間にわたってこの大切な「畝」が崩れないようにビニールシートで覆ってやりました(このビニールシートは、「マルチシート」と呼ばれています)。


さて、こうして「土台作り」が完了しました。

この畝に「堆肥」と「油粕」などの有機肥料などを施して、いよいよ、植え付けに取り掛かります。



今回の主役は、はるばる海を越えて我が畑にやってきた種たち。

この「Weblog」というテクノロジーによって恵まれたありがたいご縁が、この種たちをはるばるヨーロッパから日本の海沿いの田舎町に辿り着かせました。



(フランスから)



そして



(ドイツから)



フランスからは、「チコリ」


ドイツからは、「芽キャベツ」



我が畑に「人を幸せにするテクノロジー」の象徴が、命の営みを始める第一歩です。



ここで、息子も応援に加わってくれました。



(はい。ポーズ・・・のつもり)



息子の手によって、大切に種が蒔かれました。


この、種が蒔かれた一画を感謝をこめて、「ヨーロピアン・スペース」名付けたいと思います。


ディジタル・テクノロジーが作り出すこのネット社会が、「時差」と「国境」を越えて、人様との「ご縁」を結び、そして大切に育まれて、今、ここに、ネットの枠を飛び越えてリアルにつながり、大地に「新しい命の営み」を始めることとなりました。

テクノロジーは、我が畑に大きな「うれしみ(by お花ちゃん様)」をもたらしてくれました。

これから、「人様のご縁」と等しく、大切に愛しみ、育んでまいりたいと存じます。

これからの成長の様子は、折に触れて、ご報告申し上げたいと存じます。




***** マカロン様へ ******


この度は、本当に素敵な贈り物を賜りありがとうございました。

改めて心より感謝申し上げます。

この頂いた「小さな一粒の種」は、とても・とても「大きな一粒」でございます。

マカロン様の暖かいお心配りに報いるよう、責任を持って大切に育ててまいりますことをここにお約束申し上げます。

これから、フランス生まれの種たちが、日本の土でどんな成長を見せてくれるか。

本当に楽しみでございます。

折に触れ、これからも成長の様子をお知らせしてまいりますので、どうか宜しくお願いいたします。


本当にありがとうございました。


2007.05.14. バイアリー・ターク


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***** MOMO様へ ******


この度は、本当にありがたい贈り物を賜り、改めてお礼申し上げます。

ご主人様が、心をこめてセレクトしてくださった種を、これから、大切に育ててまいりたいと存じます。

この種が、MOMO様との友情の証であることを心から誇りに思います。

記事には、触れませんでしたが、この日、イタリアンパセリも、ちゃんとこの「ヨーロピアン・スペース」に、種まきしており、また、ミニカボチャは、今、苗床にて発芽をさせているところです。

この場にて、ご報告させていただきます。

これから、折に触れ、この駄ブログにてご報告させていただきますので宜しくお願いいたします。

また、名古屋にお越しの際は、是非、我が畑にも足をお運びいただければ、本当に嬉しく存じます。


では、「隠れ家」での再会を心より楽しみにいたしております。



ネット社会の一期一会に心から感謝して


2007.05.14 バイアリー・ターク



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