昨夜(2月15日)は、低気圧が通り過ぎたあとにやって来る、冬特有の強い北西風が吹き付けた夜でした。
この伊勢湾を越えてやってくる北西風を対岸の山脈の名をとって、「鈴鹿降ろし」とこのあたりでは呼びます。
今年は、例年になく暖かい冬となり、そこ・ここに春の息吹がその姿を見せてくれており、「駆け足の春」を喜びながら眺めておりました。
しかし、やはり、偉大なる自然は、本来の姿を見せる事を決して忘れたりはいたしません。
「まだ・まだ今は冬」
そんな自然が発する強烈な自己主張を強い北西風の中に感じた昨夜の僕でした。
さて、一夜明けて、今朝の庭先の情景です。
強い風に晒されながらも、散ることなく梅の花たちは、春を伝えてくれるために頑張ってくれました。
畑にある梅の木も同様です。
朝日に照らされ、少し暁色に染まる老梅の木から神々しいまでの「精気」を感じ、自然の営みの偉大さにあらためて畏敬の念を感じた僕なのでした。