Born in Japan.
こう掲げられた旗じるしの下、わずか4人のクルーでその航海への準備は始まったという。
「決意」の二文字がクルーを率いるリーダーの表情を物語る。
そしてその決意が「奇跡」を呼び起こし、クルーは、漕ぎ出すための舟を手にし、他の船たちに出遅れることなく、航海をスタートさせた。
しかし、漕ぎ出したとて、苦しい航海は続いていく。
「衝撃」や「試練」に耐えながらも「執念」で航海を続けてくクルー達。
そして、舟は船へと「進化」を遂げる。
進化を遂げた船は、必死で航行しながらも、まだまだ「我慢」の航海が続く。
「忍耐」と「格闘」の日々を過ごしながらも、船は、確実に前に進んでいく。
2006年10月、遂にクルー達は、生まれ故郷である、この日本に「凱旋」寄港を果たしてくれた。
これは、2006年、F1という「夢の大海原」に漕ぎ出した「熱き日本人達」の一年間にわたる航海の記録である。
全ページを飾る美しい写真達と各章それぞれにクレジットされた二文字の「漢字」によるキーワード。
この航海日誌を読む全ての者達に伝えてくれるもの。
それは、
「感動」
という二文字である。
スーパーアグリF1チーム オフィシャルイヤーブック 2006