先日、小柴 昌俊博士による中学2年生に向けられた授業風景を収録した番組を見たという記事を書かせて頂きました

(記事へのリンクはこちら


この記事に対し、人生の大先輩であるkazu121様より、大変にありがたいコメントを頂戴しました。


頂戴したコメントは、kazu121様の後に続く僕たちの世代が、決して忘れてはならない大きな責任と、その責任を果たしていかねばならない大切な義務があるのだという事を僕に気付かせてくれました。


kazu121様に心より感謝すると共に、ここに、ご紹介させていただきたいと存じます。




**** kazu121様のコメント ****



■終戦直後

 中学二年生と言いますと私の場合終戦直後でした。
 当時私が住んでいたところは、田舎の更に奥の片田舎でラジオも雑音が多く
 聞くのにも一苦労でした。
 更に意味を解釈するには苦労がありました。
 恵まれている現代の少年達が、更なる発展の礎となって更に更に発展進歩し
 て行くことでしょう。
 少年達が、健やかに育つように大人は最善の努力をする必要があると何時も
 考えています。



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この番組を見ながら、無邪気に中学2年生を羨ましがっていた僕は、この授業が、平和と豊かさの実現なくしては、到底に叶わぬ事だということをすっかり、見落としておりました。

コメントを拝見し、自分の思慮浅きことに、恥ずかしさで身のすくむ思いがしております。

敗戦の大きな痛手から、額に汗し、技術を磨き、復興と経済成長を成し遂げた先人たちの努力と、その方々が注いでくれた次にに続く者たちへの深い愛情なくして今日の社会がないと言う事。

今日の繁栄を、当たり前に享受できる世の中を更にもっと良くして次の世代に繋いで行くという先人たちの願いが、子を持つ親となった僕たちの世代に託されているのだと言う事。

そして、何より、夢多き子供たちのが、その夢を信じていける世の中を作り上げていくのは、僕たちに他ならないという事。

この大切な事に今更ながら気付いた自分を本当に、恥ずかしく思います。

我が子のみならず、等しく全ての前途ある少年・少女たちの未来を明るいものとする為に、改めて、我ら世代の責任の大きさを心に念じなければと思います。



**** kazu121様へ


いつも、教えていただきありがとうございます。

この場をお借りして、あらためて深く感謝いたし、御礼申し上げます。

こうしてkazu121様とのご縁に恵まれましたこともネット社会というテクノロジーがあっての事。

これもまた、先人たちの努力の賜物に他なりません。

こうした、先人たちの努力を更によりよき物にして、次の世代に繋いで行くことを実践してまいりたいと存じます。

どうか、今後とも、この思慮浅き若輩者をお導きくださいますよう宜しくお願いいたします。



ネット社会の一期一会と先人たちのたゆまぬ努力に心から感謝して



2006.08.23.  バイアリー・ターク


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