一週間ほど前に行った梅干の仕込み



順調に梅酢が上がってくれました。



↓こんな感じです↓

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いつもなら2週間ほど漬け込むのですが、充分「ころあい良し」と判断し、先週の日曜日に第二段階に進む事といたしました。


続いての作業は、「赤しそ」を加えてやる事。



ご覧の通り、塩漬けされてままの梅干しは、決して赤くはありません。


梅から出る「梅酢」もご覧お通り透き通っております。(これを「白梅酢」といいます)


この白い梅がおなじみの赤い梅干となる為には、「赤しそ」の力を借りなければなりません。



まずは、集落の農家の方がそれぞれの畑で採れた作物を販売している農協が営む「産直販売所」に自転車で出かけ「赤しそ」を購入してきました。

ここで買えば、生産された方のお名前がわかります。

つまり、絶対に信頼がおけるということ。


↓こんな感じで売られております↓



漬け込みに利用するのは、しその葉っぱの部分だけですので、茎からまず葉っぱを取り除きます。

外した葉っぱは、水洗いする為に桶の中に入れてゆきます。


↓こんな感じになりました↓

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これを何度か水洗いして、汚れを落としてやります。



ここからが、作業の本番です。



しその赤い色を出す為には、しっかりしその葉を塩で揉んでやらなければなりません。

この作業をしなければ、決して赤い色は出ないのです。



↓桶の中で揉んでやります↓

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揉み始めた直後は、赤黒い汁がたくさん出てきます。

この汁を葉を揉む事で搾り出し、赤く透き通った汁に変るまで力を込めて揉むのであります。



かれこれ、一時間ほど揉みつづけると綺麗な赤紫色に汁の色が変ってくれます。



そうなれば、後は、梅酢に浸された梅干の上に広げて並べたのち、再度重石をかけてやります。



↓これにて、作業終了↓

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このまま、20日間ほど漬け込まれて梅干が赤く染まる事、梅雨が明けることでしょう。


そうして、夏の陽射しがじりじりと照りつける中、最後の仕上げの「土用干し」を行う事になります。



梅干しにまつわる田舎暮らしの四季のひとコマでした。