数日置きに続いた雨も、このところ、麗らかな陽射し。



少しづつ遅くなる夕暮れ時に、春の盛りを実感する。



そんな夕闇に吹く風は、日暮れと共に冷たさを運んでくる。



ほんのり薄明かりの庭に出てみれば、冷めた空気が体をつつむ。



すっかり覆われた冷たさに自然と体が、「身震い」ひとつ。







純米酒を注いだ徳利をお湯の中に浸しつつ。







春の夜の冷たさを「ありがたい」と思う僕がいる。