いやはや、形無しである。ラカンもクリステヴァもボードリヤールまでもが・・・・・・。

なんとも、久々に痛快である。


数理科学、なかんずく「数式」をメタファに使って自説展開してきた哲学者たちが、

自然科学者によって、その根底論拠の「数式」でしっぺ返しを食らう。


ポストモダニズムの信奉者たちにとっては、ショッキングでツライだろうなぁ。


誤解のなきように願いたい。


僕は、決して哲学を嘲笑はしてはおりませんので、あしからず。


ただ、「自然科学の法則は、勝手解釈の及ばない領域である」という

「当たり前のことを当たり前に」著したこの本の明快さに痛快なだけである。


アラン・ソーカル, ジャン・ブリクモン, 田崎 晴明, 大野 克嗣, 堀 茂樹
「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用