このブログでたびたび話題の小料理屋さんにて。
昨日は、少し遅い時間に行きましたので、常連たちも引き上げた後だったようでお客は僕1人。
こういうとき、普段は奥の板場にて腕を振るっている親方もカウンターに顔を見せます。親方とのおしゃべりもこの店での楽しみにのひとつ。
話題は、魚? 料理? それとも酒?
いえいえ、もっぱら野菜や畑のこと。
親方の趣味が野菜作り。お互い「素人百姓」ということで僕とのおしゃべりはもっぱらお互いの畑の近況報告が中心。
昨日の話題は、「今年、サツマイモはどの品種を植えるか」について
種苗屋さんには、様々な品種の種や苗が並びます。
その中には、品種改良にによって生まれた新しい品種が新顔として並びます。
親方は、新しいもの好きで、新品種を見つけると無性に植えてみたくなる人。先日も種苗屋にてサツマイモの新品種を見つけ、どうやらそれを植えたいらしい。
しかし生育方法や特徴が良く解らない新品種は、本職のお百姓さんでも結構失敗することがあるため、素人が下手に手を出すと、その年の収穫がゼロなんていうことにもなりかねません。
実際、親方のその手の失敗談はよく聞かされる僕。
「バイアリー君、買ってきたんだけど半分いらない?」
これまでの失敗経験から、畑全部を新品種にしてしまうことは危険と悟り、毎年植えている品種と新品種を畑半分ずつにすることにした親方。
買った苗が余るためそれぞれ、半分ずつを僕に譲ってくれるつもりとの事。
そうすれば、お互いの畑の情報を交換し合えば新品種に対するデータも集まります。
せっかくのお声掛かりであり、「素人は素人同士協力しあわねば」と苗を譲っていただく事にしました。
さて、どんな成果が得られるのか。肝心の味はどうなのか。秋の収穫までが楽しみとなってきました(全滅もアリですけどね)