皆さんは、タイトルにだまされて映画を観てしまったりとか、本を買ってしまった事ありません?
この本、まさにその典型みたいな本でして・・・・・。
「エレガントな宇宙」
本屋さんで見つけたときは、ちょっとまじめな、哲学書かなんかだと思い込み、帯の解説も読まずに買ってかえったら・・・・・
「なぬ アインシュタイン(?)、そりゅーし(??)、不確定性原理(???)」
「なんで、この本がここにあるんだ?」(<-自分で買ったんだちゅうの)
コテコテの「文系脳」の僕には、いきなり、「時間は普遍ではなく、相対的なもの」だの「光は、粒子と波の両方の性質を持つ」だの
「ちんぷんかんぷん」
とは正にこの事。
でも、この本、おもしろいです。ハマリマシタ。
物質を突き詰めていくと、実は、ひもで出来た「リング」のようなもの(そこに膜が張っているという説も有力になりつつあるそうだ)が、振動しているんだそうな。(輪ゴムを指で弾いたら揺れるようなものをイメージすれば良いらしい・・・・そこで、日本の物理学の専門家は、「ひも」に替えて、ギターやバイオリンなんかについてる「弦」と言う翻訳で統一する傾向にあるそうだ。確かにそのほうがイメージに近いかも)
しかも、その「ひも」の周りには、新たな「次元」が「ゼンマイ」のばねが絞られているみたいに巻きついている(!!)、なんとその数「11次元」。
こっちとら「次元」なんてったら、「1次元、2次元、3次元」でもって「4次元」になったら、こりゃもう完全にSFの世界・・・・・。それが、まじめに11次元!!
「だれか、見たんかい!!」
と思わず、突っ込みたくなるのも人情。
でも、これが数式で表すと矛盾しないんだそうな。それどころか、これまでの理論の矛盾を一挙に解決する画期的な理論だそうな。
「物理学って面白い」ってこと、40歳すぎて、はじめて教えられました。
正に、「超っっーお薦め!!」の一冊です。
- 著者: ブライアン グリーン, Brian Greene, 林 一, 林 大
- タイトル: エレガントな宇宙―超ひも理論がすべてを解明する