今から約20年前、大学を卒業した僕は、社会人生活を大阪で始める事となりました。それまで、実家を離れて生活をしたことの無かった僕にとって、大阪という場所は、文字通り「カルチャー・ショック」の連続でした。今日は、大阪での生活を始めた直後に起きた、あるエピソードを1つ。

ある日、先輩に同行して、取引先に出向いた時の事。

駅を出て、取引先のあるビルに向かって歩いていたところ、交差点に差しかかりました。歩行者信号は「赤」。立ち止まった僕は「青」に変わるのを待ちながらぼんやり信号機を眺めておりました。すると・・・・

「何しとんじゃヴォケー(怒)!!」

横断歩道の向こうから先輩の罵声が・・・・・ 。

「なっ 何だー?!」訳もわからず、取り合えず先輩のところまで「ダッシュ」(←表現が昭和ですよね)

先輩:「ええ歳して、信号の渡り方も知れへんのかいっ!!(怒)」

 ええっー?????

先輩:「青は?」

 僕:「進めです」

先輩:黄色は?」

 僕:「注意です」

先輩:「そんじゃ 赤は?

 僕:「止まれです」    「どアホッ!!(怒)(怒)」

「ええか、信号っちゅうもんは、青は「進め」。黄色は「急いで進め」。そんでもって赤は・・・・・

「注意して進めじゃっ!!よう覚えとけ(噴火)」

僕が最初に教わった「社会人マナー」でありました。