三日坊主の224日目

さて、今回は力木(ブレース)の剥がれをリペアします。

力木がバックの板から剥がれるなんて、ギターを大事にしている人には
信じられないでしょうが、熱や湿気に無頓着ですとよくあるようです。

全部で7本も剥がれていました。じゃん!!!
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私が買ったD-42も盛大に剥がれていました。
D-42はリペア名人に直していただきましたが、その後友人のギターで研鑽を積んだ私は
このD-45VRを自力で直すことにしました。

で、問題はブレースジャッキがないことです。

市販のものはこんなものです
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これは、1本 6,000円ほどします。

こんなに高いものは買えないのでなんとか自作します。
これが、友人のギターをリペアした時クランパを逆に使い作ったものです。
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今回もこれを使ってリペアしようとしたのですが
なかなかブレース上にうまく立てることが難しかったです。

このブレースジャッキは中から外側へ力を加えるため
TopとBackの板が広がってしまう可能性があり、
外から大きなクランパである程度力を加えておきます。

どうです?
面倒くさいでしょ?

だって、ブレースを中でくっつくまで押さえていればいいんですよ。

そうなんです。ブレースの上に重しをのせておけばいいだけなんです。

世の中のリペア屋さん、私がいいこと教えてあげます。
絶対失敗しないで確実にしかも2本いっぺんに接着する方法です。ジャン!!

私が買ったのはこれです。
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そうです。パチンコ玉です。
かなり安いです。

そして細い板を2枚ほど準備します。
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剥がれてる2枚のブレースにタイトボンドをパレットナイフですりこみ
はみ出たボンドを濡れた雑巾でよく拭き取ります。

そして、板をのせます。
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くっつけるブレースのカーブが違いますので2枚あった方が正確に押さえられます。
はい、この上にのせるのです。
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はい。簡単です。あっという間に準備完了。
外から見ると
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こんな感じ。
そして24時間待てば出来上がりです。

リペア屋さんにお願いするとブレース剥がれ1本につき3,000円から5,000円くらいですよね。

これならパチンコ玉2,500円くらいです。しかも簡単、確実です。

明日のために、なんなら私がリペアして差し上げます。
えーと、1本あたり2,000円かな?

なんて冗談です。
リペア屋さん、試しにやってみたら?