富山県でセルコ ホームの2×6、APW430、ガルバリウム鋼板と杉板張りで太陽光発電によりある程度自立循環可能な滑川パッシブの家に住んでいます


第3種換気でQ値1.19、UA値0.3、C値0.56の高断熱高気密により省エネルギー


日射取得、日射遮蔽、通風等パッシブによる生エネルギーにより更なる小さいエネルギー消費の住まいにしました

 

 

 

友達の住まいが基礎断熱で床下暖房ほぼ無し

 

24時間暖房をしていても1階床温度は厳冬期の実測で13〜16℃程しかありませんでした…

 

 

 

冬(秋から?)になるとそれはモコモコ過ぎではないのか?という極厚の靴下を履いて生活しています

 

床温度13〜16℃ってよく考えると耐圧盤(スラブ)と変わらない温度です

 

つまり地熱の影響を完全に受けています

 

エア コンは全館空調で、1本床下にダクトが行っており第1種換気で空気も動く設計です

 

しかし24時間暖房していても床温度13〜16℃

 

基礎内には入っていないのでよく分かりませんが基礎立上がりは外張り断熱で耐圧盤は内張り断熱

 

内張り断熱材が12.9℃でした

 

 

基礎断熱はダメですね!

 

なんて締め方はせずにこの原因を探りましょう

 

まず第一に基礎の断熱材が分からないのでU値が分かりませんが…

 

十分なU値はあるでしょう!多分

 

更に計算書と測定書を見たことがありませんがQ値1.4のC値0.5とのことですから私が謳う北陸での高断熱高気密を満たしています

 

パッシブは全くできていないので燃費は実際に悪いですが、脱線したいのを必死に抑えて続けます!笑

 

となると床下暖房がおかしいのでは?

 

換気、暖冷房マニアの私なのですぐにピンときました

 

なんせ友達の新築アパートの換気の瑕疵に気付きクレームを私が入れてそれでも直さないので換気扇自体を改造して解決したくらいです

 

換気の瑕疵は風量測定器なんてなくても温湿度計やCO2測定器があればできますから簡単です

 

1番簡単なのはあの有名な「ティッシュが何枚吸い付くかでおおよその吸気量が分かる」といったものですね

 

とにかく耐圧盤の内張り断熱材が12.9℃や床温度が13〜16℃の時点で床下が暖房されていないのが分かります

 

室温21℃で天井の吹き出し口が23.5℃で風量が分かりませんが、間違いなく床下以外は暖かいですからね

 

今度基礎内に入って点検しましょうか

 

入っていないのでなんとも言えませんが、基礎への全館空調のダクティングが1本の時点でおかしいです

 

ダクト径や風量が分かりませんが多分150㎥/h前後でしょう

 

天井吹き出し温度の23.5℃が150㎥/h供給されているとすると床下には557Wの暖房しかされていないので基礎内が温まるわけがありません

 

せっかくの外張り断熱の蓄熱も活かせませんね

 

解決するには床下エア コンが無難でしょう

 

というか基礎暖房で床下暖房しない(今回は僅かにしている)って一体何をしたいのか…さっぱり分かりません

 

 

基礎断熱の利点はそもそも北海道での凍結被害防止からきており、現在ではコンクリートの容積比熱を活かした蓄熱によってより均一な室温維持が可能になっています

 

物凄く高断熱高気密な箱まぁクーラー ボックスがあっても中の氷は溶けますしその内外気温と同じ温度に近付きます

 

つまり熱収入(熱源)がなく支出のみでは0でしかありませんので暖かい訳がありません

 

 

せめて大量の室温を床下に送り込み室温-1〜3℃辺りを保ちたいですね

 

しかしそれでは滑川パッシブの家のHGW32Kの230ミリの床断熱の床温度より低いです

 

となるとやはり床下暖房は必須ではないかなと温熱環境のみを考えると思います