富山県でセルコ ホームの2×6、APW430、第3種換気、ガルバリウム鋼板と杉板張りで太陽光発電によりある程度自立循環可能な滑川パッシブの家に住んでいます


Q値1.19、UA値0.3、C値0.56の高断熱高気密により省エネルギー


日射取得、日射遮蔽、通風等パッシブでさらなる小さいエネルギーを重視しました

 

 

 

テレワークが始まり、ZOOMやテレビ電話や電話での打ち合わせをしてみるとうまく聞こえなかったり、相手がうまく聞き取れなかったり、何故か集中できなったりと苦労されている方が多いようです

 

何が違うのかというと色々違いますが、音と光について少々

 

まず音は残響時間や吸音や遮音等色んな技術があります

 

家作りでは基本的に音が跳ね返りまくりでいつまでも残響しているような住まいが9割以上だと思います

 

内部に凹凸がないつまり家具や物が少なく、石膏ボードにクロスを貼っただけの仕上げであれば酷いものです

 

聞いて分かる方は音楽でもラジオでもTVでも何でもいいので音を出してカーテンを閉めて集中して音の聞きやすさを確かめてみてください

 

そしてカーテンを開けてまた集中して音を聞く

 

殆どの方は変化が分からないと思います!笑

 

とにかく凹凸がなく硬い仕上げ材では音環境は悪いので、テレワーク部屋をその逆の環境にしましょう

 

物を置いて凹凸を作り、ハンガー ラックなんかを持ってきて服を掛けたり人形等の柔らかい物でどれだけ部屋を覆えるかが重要になります

 

とにかく服等の柔らかい物を部屋にできればまんべんなく置くことです

 

まだ建築前の方にはすのこのように間隔を開けた板張り天井をオススメしたいですね

 

音も良くなりますし、蓄熱量が増えるので温熱環境も良くなりますから本当にオススメです

 

最低でも天井はできるだけ凹凸の深い塗り壁状のクロスがいいです

 

分かる方にはそれだけでちょっと良い家だというのが分かります

 

 

次に光ですね

 

明かりについて勉強された方なら分かると思いますが、色温度で集中か安らぐのかが分かれます

 

電球色の柔らかな光環境と昼白色や昼光色のパキッとした光環境では間違いなく後者が集中できます

 

できればカーテンを開けて自然の昼光色を照明に使えるのが理想です

 

体内時計と太陽の関係があるからです

 

そして学校や職場の照明の色を思い出してみてください

 

照明が電球色しかないのであれば机に昼白色のデスク ライトを置いてみたり、照明が電球等交換できるものであれば交換してみてもいいと思います

 

シーリング ライトなら調色機能があると思うので白くしてみてください

 

 

私達は人間ですが、人間以前に動物です

 

太陽と照明は同じです

 

朝日の、昼の、夕方の光の色のように照明色を時間によって変えることができると体内時計がより自然に整うのでやってみてもいいかもしれませんね

 

日没後も昼光色なんて住まいは自然とはかけ離れ過ぎているので要注意です

 

 

因みに、換気風量が足らずに二酸化炭素濃度が高い可能性もあるので窓を開けるなどもしてみましょう

 

 

音や明かりは生涯付き合うことになるので温熱環境と同じくらい大事です

 

キッチリ理解してから家作りをしましょう