富山県でセルコ ホームの2×6、APW430、第3種換気、ガルバリウム鋼板と杉板張りで太陽光発電によりある程度自立循環可能な滑川パッシブの家に住んでいます


Q値1.19、UA値0.3、C値0.56の高断熱高気密により省エネルギー


日射取得、日射遮蔽、通風等パッシブでさらなる小さいエネルギーを重視しました


 

外壁はタイルがいい、屋根は瓦がいいなんて言われていますが本当にそうでしょうか?

 

耐久性は外壁や屋根の材そのもので考えていいのか?

 

いやいや!

 

その下地を構成する材も含めたトータルで考えなければいけません

 

さらに通気工法や透湿抵抗なんて計算も必要になりますが、簡単に説明しましょう

 

例えば50年持ちます!という外壁や屋根材があっても、その下にある透湿防水シートやルーフィングはそれだけ持つのか?と疑問を持って調べるとか聞くことが大事です

 

知ることは誰でもできますからね💡

 

では透湿防水シートは50年持つ耐久性があるのか!?

 

実績があり有名なデュポン社のタイベックを例にすると今のところ「分からない」といったところでしょうか

 

どんどん改善されていますし、実際に壁を壊して点検したとしても20年経ったものと30年経ったものでは改善の差がありますからね💧

 

https://www.tyvek.co.jp/construction/product/warranty/

 

リンクのように20年保証があるので今の製品では20年は安心!?と思うしかないでしょう

 

日本では1980年代に北海道から使われ始め、90年代に全国的に使われているようです

 

なのでそもそも国内で50年の歴史がないので「分からない」としか言いようがないのではないでしょうか(多分寿命は35年前後でしょう!?)

 

なのに「外壁は50年持ちますから安心です!是非この商品を使いましょう」なんて営業をされたなら…

 

ルーフィングも50年持つものは私が知る限りはありません

 

「屋根はこの商品が50年耐久なので大丈夫です!」なんて営業をされたなら…

 

「じゃあ自信を持って50年保証を付けてください!」と一言言ってみましょう

 

分かりました!とはならないと思います!笑

 

そもそもシーリングは15年前後で日差しがよく当たる、雨掛かりする箇所からヒビが入ったり痩せたりしてダメになりますよね

 

あくまでその材料だけでなく壁や屋根の構成の耐久性を考えなければいけません


 

さらに耐久性だけで良い悪いは判断できません

イニシャル コスト、メンテナンス コスト、リフォーム コスト、様々な性能、建て主によって異なる趣味性、景観に合っているのか、重量(重いと地震に不利)、等のトータルで考えなければいけないと思います

 

また、地域によって雨が多かったり沿岸部だったりと求められる性能は異なりますからお住まいの地域を建築士や営業が熟知しているかも重要です
 

北陸ではやはり雨が多いですし降雪に積雪もあるのでガルバリウム鋼板の縦葺きが良いと思います

 

窯業系なんてメンテナンス コストが掛かってもってのほかです

 

昔ながらの板張りは良いですね!

 

SDGsを考えるなら板張りは理にかなっています

 

さらに木はモデル チェンジや廃盤がないのでなくなりませんし数十年後に外壁リフォームとなり廃棄したとしても木の外壁ですから処理も簡単で地球に優しいです

 

 

偉そうなこと言ってるけどあんたの住まいはどんな屋根や外壁を使ってんだ!

 

と言われそうなので写真を…

 

 

 

このように屋根はガルバリウム鋼板の立平葺きで遮熱を考えて色は艶有りシルバーにしました

 

外壁は面によりますが、杉板張りとガルバリウム鋼板になります

 

 

南側の外壁は全て杉板の横張りで、東側は玄関ポーチ以外はガルバリウム鋼板の立平葺きです

 

 

他の面は全てガルバリウム鋼板ですね

 

私が思うには35〜40年前後で屋根と外壁のリフォームになると思いますが、再び同じ組み合わせにすると思います

 

ただ、木の使用量つまり板張りの面積はかなり増やすと思います

 

数百年以上昔から使われてきた自然の素材は安心して使えます

 

 

インスタグラムもやっています!

よろしければ滑川パッシブの家で検索して頂けたらと思います

 

インスタグラムでは無暖房室温や電気料金など実際のパッシブな暮らしを赤裸々に発信しています(赤裸々って!笑)