今日は父のところへお見舞い。
やっぱり、入院費が心配らしい。
今回も同じことの説明。
アパートの収入で病院代は出るよ。
今日は趣向を変えて、実家をどうするかを話題にしてみた。
母が住んでいた家は、今は無人。
毎週、妹とわたしで帰っては掃除をしている。
『あそこもさ、アパートにしちゃおうか。』
父が予想外の反応を見せた。
てっきり怒るかなぁと思ったのに・・・。
『あそこは一等地だ。目の前が桜並木の公園でちょうどあずまやの位置がうちの正面だ。
時期にはちょうちんがぶら下がって、花火もあって。
うちは高台だし、縁側から眺める景色は最高だ。
縁日には歩行者天国になって、いつもイカ焼きの店がうちに水をもらいに来る。
あそこがアパートになったら、空き室になんかならない。』
目を輝かせていた。
『でも、元気になったら帰る場所なんだし、住居用の部分をつくらないとね。
仏壇も残さなきゃ。』
予想外に激しく乗り気なので引いてしまった。
『○○の土地もいいぞ。』
へ?
『あそこも目の前に西友ができたから・・・』
おい、地目が山林になってるんだけど・・・。
ちょっとあせる。
そんなに期待されると困る。
そのあと・・・。
『そうか、病院代は気にしなくてもいいんだな。』
そう!!そうなの、お父さん。
やっとステップが進んだような気がする。
自分のために子供が苦しんでいるなんて思わないで。
生きているだけでいいんだからね。
でも、そんなに喜ぶなら本気で考えようか。
父が喜ぶなら何でもしてあげたい。
私自身はあまりアパート経営には乗り気ではないんだけどね。
やっぱり、日本の人口は減少に入るし、埼玉の田舎だからね。
にゃんこみたいに目を細めて笑う父の顔を何年ぶりにみたんだろう。
そう、父はこんな顔をして笑う人だった。
しかし・・・、期待に目を輝かせる父を見ながら、わたしはいくらまで借金を背負えるだろうかとヒヤヒヤ。
廃屋にするよりはマシかと自分を納得させ、自分のマイホーム取得はあきらめようかなと思い始めました。
昨年末くらいから、マイホーム購入に向けて不動産めぐりをしていたんだけどね。