W電悩生活

翌、1996年春…職場にMacの大幅導入が急に決まった
ここからプライベートだけでなく、仕事でもパソコン漬けになっていく…
暇さえあればMacにかじりついていたので、目が疲れ…まるでノイローゼではないか?
と、思うほど頭の中がグルグルしていた

職場にMacが導入されると、某情報誌の制作、編集、出力が本格的にスタートした
それまでパソコンなんて触れたことも無いスタッフが、おぼえながらの作業である…
なかなか思うように進まない…

他のスタッフより少しだけ先にMacに触れていたボクに、上司も含め周りのものすべてが頼りだしていた…
毎月、情報誌の制作期間に入ると…夜遅くまで、土日も休まずなれないパソコンの前で仕事した

そんな多忙な状況は苦しかったが、新たなことへのチャレンジだったため…苦しい中にも気持ち的に充実していたかもしれない
それは、周りのスタッフも同じだった
スタートしてから3ヶ月もすれば、ほぼ軌道に乗り出していた。

仕事とプライベートでの“W電悩生活”ではあったが、収入が大幅に急上昇した頃でもある
このバブルがボクの金銭感覚を狂わしていく…

~~~~~電悩ノート~~~~~
1996年当時、プライベートでパソコンを所有している人は、私の周りではいなかった…
最初はクリック、Wクリックというパソコンの基本操作も知らなかったわけで…
「机の端まできていて、これ以上マウスが動かない!」なんてことも何度もあった
そういった基本操作をすでに習得していたボクは、周りのスタッフからは“デキる人”に映ったらしい