ユーロ下落、ドラギECB総裁の発言受け | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

ユーロ下落、ドラギECB総裁の発言受け


 日銀が27日まで開いていた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めたこと、あわせて公表した「経済・物価情勢の展望のリポート」のなかで景気の総括判断を上方修正した。しかし、黒田日銀総裁は出口戦略について「議論は時期尚早」と説明。米連邦準備理事会(FRB)が利上げ局面に入り、欧州中央銀行(ECB)も金融緩和を縮小するとの思惑が広がるなか、緩和的な金融政策が長引くとの観測が円売り・ドル買いにつながり111円574銭をつけた。

 しかし円の下値も限られ、28日に米国2017会計年度(16年10月~17年9月)暫定予算が期限切れとなり、政府機関は閉鎖される可能性があるなど、政治リスクへの警戒から米国債が買われて米長期金利が低下し、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入りその後は111円019銭を付けその後はやや上昇、111円216銭で取引を終えた。

 ユーロは対ドルで続落、1ユーロ=1.08724ドルで取引を終えた。ECBは27日開催の定例理事会で金融政策の現状維持を決めた。ドラギECB総裁は記者会見でユーロ圏の成長見通しをやや引き上げ1ユーロ=1.09314ドルまで押し上げた、しかしドラギ総裁はその後の質疑などで、大規模緩和の縮小を開始するにはまだいくつかの障害があるとの見解を強調、物価上昇には慎重で金融緩和策の転換するとの思惑を一蹴。このためユーロは軟調に転じた。

 

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