原油は大幅続落
金は続伸、銀は続落。
金は、ドル高・原油安や地政学的リスクの後退で値を消したが、仏大統領選挙を控えた逃避買いで前日高値を突破した。米国株の下値追いや長期金利低下も強材料。
銀は、金の下落やドル高・原油安で値を消したあとも、仏大統領選挙を控えた不透明感が圧迫、ドル高・株安・原油安の加速も足を引っ張り、前日安値を下回った。
原油は大幅続落。
依然として石油輸出国機構(OPEC)主導の減産延長の可能性の高まりも、供給過剰の早期解消には懐疑的なムードが重しとなり、下値を切り下げる展開となった。
大豆は反発、コーンは期近が小幅続落。
大豆は、売りが先行して前日安値を下回ったが、カナダ・カノーラ続伸や大豆油反発で950セント台を回復した。飼料穀物の急落や、作付け面積が予想を上回ったカノーラの急反落で値を消したが、大口成約やカノーラの切り返しで反発に転じた。
コーンは、小麦続落やドル高・原油安で前日安値を下回ったあと、大豆の上昇で反発したが、小麦の下値追いやドル高、原油の50ドル割れ、今週末の作付け進展観測で値を消した。ただ、年初来安値で下げ止まり、買い戻しで急回復した。