原油は大幅続落
金は急反落、銀は続落。
金は、昨日1300ドル突破に失敗したことや、地政学的リスクの後退、ドル高・株高の加速で一週間振りの安値に沈んだ。ただ、欧州政局の不透明感で回復した。
銀は、金の高値修正やドル高・原油安、地政学的リスクの後退で値を消したあと、金の戻りで反発したが、ドル高・株高の加速や金の下値追いで下値を切り上げた。
原油は大幅続落。
米石油協会(API)と米エネルギー情報局(EIA)から発表された原油在庫がともに予想されたほど減少せずガソリン在庫が9週ぶりに増加したことから、供給過剰の解消には時間がかかるとの思惑が広がり、2週間ぶりの水準へ急落した。
大豆は総じて反発、コーンは変わらず。
大豆は、高寄りしたあと、ドル高・原油安で値を消したが、アルゼンチン産地の豪雨による大豆の荷動き停滞や、ドル反落、原油反発、大豆油の急伸で値を飛ばし
た。ただ、ドル反発や原油の急反落、飼料穀物の押し、作付け増加予想で上げ幅縮小。
コーンは、前日安値を下回ったが、下げ渋ったことから売り過剰感が台頭、大豆・小麦の上昇や原油の上値追いをはやして切り返した。ただ、ドル反発や小麦の急反落、乾燥予報による作付け進展観測、原油の急反落が圧迫して上昇分を吐き出した。