ドル円109円割れ、トランプ米大統領発言を受け
12日のNY外為市場でドル円は3日続落、ほぼ日中安値の108.998円で取引を終え、2016年11月17日以来の安値を更新した。トランプ米大統領がインタビューで「ドルが強すぎる」の発言が背景となっている。
トランプ氏は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ドルの強さに懸念を表明するとともに、連邦準備理事会(FRB)が政策金利を低く維持することが好ましいとの見方を示した。中国を為替操作国とは認定しない方針を明らかにしたほか、来年任期が切れるイエレンFRB議長の再任の可能性にも含みを残した。トランプ大統領の発言を受け、米10年物国債利回りが急低下し、ドル売り(円買い)の動きが強まった。
また、北朝鮮の当局者は13日同国で取材中の外国人ジャーナリストに対し、「大規模かつ重要なイベント」に備えるよう伝えた。北朝鮮情勢を巡る根強い警戒感も円の押し上げ要因だった。
ユーロドルは3日続伸し、1.06645ドルで終えた。トランプ大統領の発言を受け、ドルが売られ、ユーロが買い戻された。
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