金、銀ともに急反発
金、銀ともに急反発。
金は、ドル高で後退したが、シリアの科学兵器使用に関する米ロの対立や、北朝鮮のミサイル発射などの地政学的リスクの高まりをはやし、年初来高値を更新した。
銀は、強弱材料交錯でしばらく小幅レンジでもみ合ったが、地政学的リスクの高まりで金が年初来高値を更新、ドル安加速、原油反発をはやし、前日高値を抜いた。
原油は続伸。
地政学上のリスクやリビアの供給障害、米原油在庫の減少見通しやサウジアラビアが石油輸出国機構(OPEC)の減産延長を望んでいるとの報などから、一時、3月7日以来の水準へ一段と上昇した。
大豆は続落、コーンは総じて小反落。
大豆は、アルゼンチンの豪雨やドル反落で反発したが、弱気の米農務省報告予想やブラジル生産高の上方修正、コーンとのスプレッド売りで前日安値を下回り、米
農務省もブラジル豊作を確認して年初来安値を更新した。ただ、買い戻しで回復した。
コーンは、アルゼンチン産地の豪雨やテクニカル改善、今年の米国作付面積の減少観測、大豆とのスプレッド買いで前日高値を突破したが、米農務省報告でブラジ
ル生産高及び世界期末在庫の上方修正で値を消した。ただ、小麦の急伸で持ち直した。