6日NY外為市場、ユーロドル続落
6日のNY外国為替市場でドル円が小幅高、110.782円で終えた。一時111円を上回った場面もあった。6日始まる米中首脳会談や7日の米雇用統計を控え、値動きも限定的だった。
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は6日午後、2日間の首脳会談を始めた。トランプ氏は、首脳会談で北朝鮮問題のほか、米中間の貿易問題が主要議題になるとの見通しを示した。中国が軍事拠点化を進めていることで米中が対立する南シナ海問題なども話し合われる予定。
6日発表の週間の米新規失業保険申請件数は23.4万人と、予想の25.0万人及び前回の25.9万人を下回ったことや、米サンフランシスコ連銀総裁のウィリアムズ総裁が量的金融緩和で膨らんだ資産規模の縮小について「年末ごろに始めるのが妥当だ」との認識を示したこともドルを支えた。
6日のユーロドルは続落し、1.06417ドルで終えた。一時3月15日以来の安値1.06277ドルを更新した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がこの日の講演で金融緩和策を継続する姿勢を改めて強調したことを受け、ECBが想定よりも早い段階で金融政策を引き締めに転じるとの思惑が後退し、ユーロ売りにつながった。
これからの市場は今夜発表される米3月雇用統計に注目している。予想では非農業部門雇用者数は前月比18万人増、2月は23.5万増だった。
これから発表予定の経済指標
21:30 カナダ3月失業率
21:30 カナダ3月新規雇用者数(万人)
21:30 米国3月失業率
21:30 米国3月非農業部門雇用者数変化(万人)
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