金、銀ともに堅調
金、銀ともに堅調。
金は、先週後半の年初来高値更新による高値修正となったが、ドル安・原油高や米軍事費増拡大観測で年初来高値を更新した。ただ、米利上げ観測で上げ幅を縮小。
銀は、連日の年初来高値更新による警戒感で値を消したが、ドル安・原油高や金の反発で年初来高値を更新した。ただ、ドルの押しや米早期利上げ観測で後退した。
原油は反発。
石油輸出国機構(OPEC)主導の減産による先行きの供給過剰の解消期待なども目新しさはなく、受渡場所となるオクラホマ州クッシング原油在庫の増加観測などから上げ幅を縮小した。
大豆は反落、コーンは続落。
大豆は、ファンドの買い越し縮小に対する逆張り買いやアルゼン
チン産地の降雨予報で金曜高値を突破したが、作付面積の増加予想やブラジルの豊作観測、輸出減少が圧迫、ファンド売り再開で値を消した。ただ、ドル安加速で回復した。
コーンは、ドル安・原油高や大豆上昇、アルゼンチン産地の降雨予報で買いが先行したが、作付面積の減少予想や週間輸出検証高の増加などの強材料があったものの、小麦急落や大豆反落が圧迫、月末接近によるファンド売りで金曜安値を下回った。