ニューヨーク原油は反発
金は、高寄りしたあと、ドル高で押されたが、3月の米利上げ観測の後退や、ドル安・原油高、米失業保険申請件数の増加、米国株の高値修正で年初来高値を更新。
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.83〜0.86ドル高、その他の限月は0.47〜0.79ドル高。米石油協会(API)統計での原油と石油製品在庫の減少や米エネルギー情報局(EIA)統計での受渡場所となるオクラホマ州クッシング原油在庫の減少などが好感されるも、原油生産の増加などから期近は55ドルの節目を上抜くまでには至らなかった。
大豆の終値の前日比は11.50〜1.50セント安、中心限月3月限は11.25セント安。3月限は、前日安値を下回ったあと、下げ渋ったことから反発したが、ブラジルの豊作観測やブラジル産への輸出シフト観測、今年の大豆作付面積見通しが史上最高と予想されたこと、テクニカル悪化、オプション関係の売りで今月安値を更新した。
コーンの終値の前日比は5.75〜1.50セント安、中心限月の3月限は5.50セント安。3月限は、ドル高や大豆・小麦の反落で値を消したあと、ドル反落や原油相場の急伸、小麦の反発、作付面積見通しの減少予想で切り返したが、小麦反落や大豆の下値追い、週間エタノール生産の減少、オプション関連の売りで火曜安値を下回った。