ニューヨーク原油は期近が反発
金は、ドル安・原油高や米株価指数先物の下落で上昇したあと、米失業保険申請件数が予想を下回ったことで後退したが、ドル急落や米国株の反落で値を飛ばした。
ニューヨーク原油は期近が反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.15〜0.25ドル高、その他の限月は0.24ドル安〜0.08ドル高。序盤は改質ガソリン相場の下げやイラクの2月前半の原油輸出の増加などを背景に、期近は1週間ぶりの安値を付けたが、その後は特に目新しい支援材料は見当たらなかったものの、テクニカル主導で下値を拾われ、朝方の高値近辺まで持ち直した。
大豆の終値の前日比は17.50〜3.25セント安、中心限月3月限は17.50セント安。3月限は、強地合いを引き継いで前日高値を上回ったが、先週高値にとどかなかったことや、ブラジルの豊作観測、ブラジル産への輸入シフト観測で反落した。週間輸出成約増加やドル安加速、小麦急伸で急回復したが、戻り売りで急反落に転じた。
コーンの終値の前日比は5.25〜0.75セント安、中心限月の3月限は5.25セント安。3月限は、昨日の急伸に対する反動で安寄りしたあとも、ブラジルの豊作観測や大豆・小麦の下落で値を消した。ドル安加速や原油反発、高水準の輸出成約高、小麦急伸で年初来高値を更新したが、原油の反落による穀物急落の流れに巻き込まれた。