ニューヨーク原油は軒並み下落
金は、ドル高・原油安やアジア株の上昇、米小売売上高の増加、米利上げ観測で前日安値を下回ったが、米鉱工業生産指数の低下やドル反落をはやして切り返した。
ニューヨーク原油は軒並み下落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.11〜0.09ドル安、その他の限月は0.44〜0.13ドル安。米エネルギー情報局(EIA)統計での受渡場所となるオクラホマ州クッシング原油在庫の減少なども、全体の原油在庫が予想以上に急増し、ガソリン在庫とともに過去最高を更新したことなどから戻り重く推移した。
大豆の終値の前日比は4.75〜16.25セント高、中心限月3月限は16.25セント高。3月限は、ドル高・原油安やブラジルの豊作観測、ブラジル産への輸入シフト観測で前日安値を下回ったが、ドル反落や原油反発、アルゼンチンの大雨予報、圧砕高が予想を上回ったことから前日高値を突破した。ただ、今週高値にとどかなかった。
コーンの終値の前日比は0.25セント安〜4.50セント高、中心限月の3月限は4.50セント高。3月限は、ドル高・原油安や大豆・小麦の下値追い、国境の壁建設への報復でメキシコ議員がコーンの輸入を米国から南米に移す法案を提出との報で前日安値を下回ったが、ドル反落や大豆・小麦の反発、輸出増加予想で年初来高値を更新。