ニューヨーク原油は期近が大幅続落
金は、ドル安や米株価指数先物の下落で前日高値を上回ったあと、ドル反発や米国株の反発で値を消したが、ドル反落やトランプ新政権への不透明感で切り返した。
ニューヨーク原油は期近が大幅続落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.17〜1.14ドル安、その他の限月は1.19〜0.52ドル安。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国の減産開始も、イラクなど一部の国の減産順守への懐疑的な見方や米シェールオイルの生産拡大観測などが相殺し、期近は一時、昨年12月16日以来の水準まで値を沈めた。
大豆の終値の前日比は5.25〜9.00セント高、中心限月の3月限は8.50セント高。3月限は、10ドル超えの戻り売りが先行、ドル反発や、南米産地におおむね生育に適した天気が続くこと、ブラジル大豆生産高見通しの上方修正で10ドルを下回ったが、米国大豆生産高及び期末在庫の下方修正予想をはやして前日高値を突破した。
コーンの終値の前日比は1.75〜1.00セント安、中心限月の3月限は1.75セント安。3月限は、売りが先行したあと、米国コーン生産高見通し及び期末在庫の下方修正予想、指数ファンドの買い増し予想などの強材料と、大口成約やドル反発、原油の下値追い、ブラジル生産高見通しの上方修正が交錯し、レンジのもみ合いとなった。