ニューヨーク原油は急反落
金は、安寄りしたが、ドル安や米株価指数先物の下落、トランプ新政権への不透明感、欧州の政局不安、英国のEU離脱手続き本格化に対する懸念で値を飛ばした。
ニューヨーク原油は急反落。終値の前営業日比は、期近2限月が2.03〜2.00ドル安、その他の限月は1.96〜1.12ドル安。産油国の減産開始も、イランとイラクの原油輸出増加や米石油リグ稼動数の増加などから、供給過剰の解消に向けた減産効果が限られるのではとの懸念から、期近は3週間ぶりの水準まで大きく下落した。
大豆の終値の前週末比は1.25〜11.25セント高、中心限月の3月限は10.50セント高。3月限は、売りが先行したが、金曜安値で下げ止まったあとは、ドル安加速やアルゼンチン産地の降雨、ファンドの買い越し縮小に対する逆張り買い、指数ファンドの買い増し予想、米大豆生産高・期末在庫の下方修正予想で切り返した。
コーンの終値の前週末比は1.25〜2.50セント高、中心限月3月限は2.00セント高。3月限は、アルゼンチン産地の先週末の降雨で上昇したあと、360セントの突破に失敗したこと、原油急落、南米の生育がおおむね順調なこと、ファンドの買い越し縮小、エタノール利益縮小で値を消したが、ドル安加速や大口買いで切り返した。