原油は続伸
金は大幅続伸、銀は続伸。
金は、米金融当局者がトランプ次期米大統領に対し強い不透明感を抱いていることや、ドル安・原油高、欧州に対する不透明感などで一カ月ぶりの高値に急伸した。
銀は、トランプ次期米大統領に対する不透明感やドル安・原油高、金の急騰による逃避買いで前日高値を突破した。ただ、原油反落や株価の下落で上げ幅を削った。
原油は続伸。
米原油在庫急減も石油製品在庫の急増が嫌気されたが、ドル安進行や、イラクとサウジアラビアの減産開始を受けた先行きの供給過剰の解消期待などから下値を拾われた。
大豆は反落、コーンは続伸。
大豆は、ドル安・原油高で前日高値を突破したが、昨日の急伸に対する戻り売りが優勢になって値を消した。収穫初期のブラジルの単収が高水準なことや、相場上昇による農家売りの増加、中国の買い付け先細り観測が嫌気され、下値を切り下げた。
コーンは、前日高値ではね返されたことやドル反発、大豆・小麦の下落で値を消したが、ドル安・原油高の加速や小麦の上値追いで前日高値を抜いた。指数ファンドの買い増し予想が思惑買いを誘い、南米の天候不順で天候プレミアムを織り込んだ。