財務省の覆面介入はほとんど無意味
【財務省の覆面介入はほとんど無意味】
財務省は10月31日以降も4日間にわたり覆面介入を行っていたことを明らかにしたが、市場ではこれはあまり材料視はされていない。
まず、公表された介入に比べ規模が小さいこと、そして覆面介入というものはほとんど意味がないことが理由である。介入が意味を持つのは、日本銀行が為替の動向に対し無制限に介入しておりこれに対抗しても意味がないということをすべてのトレーダーが信じた場合に限られるからだ。
結果として、覆面介入で円売りを続けるという決定は、微調整程度の意味しかなかった可能性が高い。
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