NY株式市場と個別銘柄
世界多国の製造業のデータが強い内容となったほか、ギリシャ政府と民間債権者との交渉が最終合意に近づいているため、投資家のリスク回避志向が若干緩和し、2月1日の米国株式市場はやや上昇して終了した。ダウ平均指数は前日比83.55(0.66%)高の12,716.46、S&P500指数は前日比11.68(0.89%)高の1,324.08、ナスダック指数は前日比34.43(1.22%)高の2,848.27で引けた。米国工業30株価指数先物CFD3月限は前日比73(0.58%)高の12,653となり、米国E-mini SPX500株価指数先物CFD3月限は前日比12.00(0.92%)高の1,320.00で引け、米国NDAQ100株価指数先物CFD 3月限は前日比31.25(1.27%)高の2,487.25で終了した。ニューヨーク時間序盤、米国が発表した1月ISM製造業景況指数は54.1と、去年6月以来の高水準となった。個別銘柄とセクター別では、金融株の上昇は一番目立った。バンク・オブ・アメリカは3.23%高の7.36ドルで引け、当日ダウ平均指数をリードした。シティグループは2.86%高の31.60ドル、モルガン・スタンレーは3.97%大幅高の19.39ドルで引けた。工業及び基本素材株も堅調であり、キャタピラーは1.28%高の110.52ドル、ボーイングは1.60%高の75.37ドル、デュポンは1.32%高の51.56ドルで引けた。ヒューレット・パッカード(HP)は2.79%高の28.76ドルで引け、米国カリフォルニア高等裁判所が31日にオラクルが当社に対する詐欺の疑いを拒否したことが材料視された。他の個別銘柄では、アマゾンは7.70%大幅安の179.46ドル、ワールプール・コーポレーションは13.48%大幅高の61.64ドルで終了した。
イギリスが発表した1月PMI製造業が強い結果となったほか、ギリシャ政府の債務問題をめぐる協議も最終合意に近づいていることで、市場のリスク選好志向が高まり、1日のロンドン株式市場は大幅に上伸して終了した。イギリスFTSE100指数は109.11(1.92%)高の5,790.72で終了した。イギリスFTSE 100株価指数先物CFD3月限は前日比95.5(1.69%)高の5,750.0で終了した。個別銘柄とセクター別では、銀行株の上昇が一番目立った。ロイズ・バンキング・グループとバークレイズは其々5.21%高、3.90%高で引け、マン・グループとシュローダーは其々5.20%高、8.69%高で引けた。インターディーラー(ICAP)は7.86%高で終了した。一方、アップルの主要なチップサプライヤーであるARMホールディングスは、前取引日に上伸した後、当日2.79%下落した。BスカイBは利食いのため、1.16%安で終了した。
こちらの記事は2/2 証券レポート から抜粋しています。)
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