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2/1 午後のFXレポート

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日のアジア時間、ドル以外の通貨は対ドルでじりじりと下落した。ファンダメンタルズでは、中国1PMI製造業が発表され、結果が50.5と、事前予想の49.6を上回ったことから、豪ドルドルは支援されて小幅に上昇した。しかし、その後は下落を再開した。その他の通貨はこの発表結果に対する反応が薄かった。当時間帯終盤になると、ドル以外の通貨は下落の勢いが更に強まり、前日の安値を突破した。欧州時間に入ると、欧州主要3指数が上昇したことを好感し、リスク選好ムードがやや改善した中、ユーロ、ポンド、豪ドルなど主要通貨はドルに対して安値から反発した。その後、独やユーロ圏、英国の1PMI製造業がいずれも事前予想より強い内容となったことから、ドル以外の通貨は一段と上伸した。

本日のニューヨーク時間、米国の1ADP全国雇用者数、12月建設支出や1ISM製造業景況指数などが発表される予定である。その中で、米1ADP全国雇用者数に市場の注目が集まっている。ADP全国雇用者数は、オートマティック・データ・プロセッシング(Automatic Data Processing, INC)社によって統計・公表され、米国に本社を置く企業のうち約225,000社を対象に毎月雇用者数の動向を調査して、その結果を集計したものである。非農業部門雇用者数の2営業日前に公表されるため、非農業部門雇用者数の先行指標として注目されている。今回の1ADP全国雇用者数は18.5万人増になると予想され、前月は32.5万人増だった。仮に市場予想を上回った場合、雇用市場の改善を示すため、景気先行きへの期待感が高まり、ドル買いが先行すると思われ、反対に市場予想を下回った場合、ドルが売られる展開になるだろう。その他、1ISM製造業景況指数にも注意する必要がある。当指数は全米供給管理協会により発表される重要な経済指標であり、米国景気状況を反映し、ドルの動向にも大きな影響を与える。全米供給管理協会(ISM)は世界で一番大きい購買、供給、物流などの管理協会である。50が景気動向の良し悪しを測る分岐点となり、50を上回ると景気拡大、50を下回った場合(特に40に接近する場合)は景気後退を示唆していると判断できる。今回の発表について、前月の53.9から54.5に上昇すると予想されている。市場予想を上回れば、米景気回復への期待感が更に強まり、ドルは押し上げられる見通しである。反対の場合、ドルの圧迫材料になるだろう。

(2/1FXレポート より抜粋)


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